エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、HMI(Human Machine Interface)のリーディングブランド「Pro-face by Schneider Electric」(以下Pro-face)が展開するベーシックHMIのST6000シリーズに、市場で既存装置への採用シェアが高いアスペクト比4:3のモデルを発売しました。本日10月24日より提供を開始します。
近年のDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速に伴い、製造現場で求められるHMIへのニーズは二極化が進んでいます。IoT化、データの利活用が進んだ製造現場では、より多くの機器との接続や高速なデータ処理などを行うために、高い性能・機能を備えたHMIのニーズが増す一方で、これまでHMIを採用していなかったシンプルな機器においても、多機能化により操作が複雑になり、操作性の向上を目的としたHMIの採用が増加したことで、シンプルでコストパフォーマンスの高いベーシックなHMIのニーズが同時に拡大しています。
Pro-faceのST6000シリーズは、こうしたベーシックなHMIへのニーズの高まりを受けて2020年より提供を開始したシリーズで、シンプルな機能に絞った機種ながら高解像度ワイド液晶を採用し、より多くの情報を伝えられる表現力を備えたHMIです。今回このシリーズに、日本市場においても採用シェアが高い4:3サイズの市場ニーズに対応するため、新たに5.7型および10.4型の4:3モデルを追加発売します。
世界的にはワイド液晶モデルがスタンダードとなりつつありますが、製造現場には4:3サイズのHMIを取り付けた既存装置が数多く存在し、そうした装置の改造やリプレイスにおいては4:3のHMIが求められているのが現状です。今回発売するST6000シリーズの4:3モデルは、従来HMI機種GP4000シリーズエントリーモデルとのパネルカット互換性を維持しました。
加えてST6000シリーズは、パネルカット互換以外にも高い互換性を実現しています。Pro-faceの画面作成ソフトウェア「GP-Pro EX」に対応しており、解像度が異なる画面データも解像度コンバーターを活用することで、旧機種で作成した画面データを簡単に流用することができます。また、5.7型はVGA、10.4型はSVGAの高解像度の液晶パネルを採用しており、従来機種に比べてより高精細な情報表現が可能となります。更に、イーサネットポート標準完備をはじめとする充実したインターフェイスや、豊富な通信ドライバーにより、IT/OT機器との高い接続性を発揮します。
各製品のより詳細な情報はWebサイトでご覧ください。
ベーシックHMI「ST6000」 製品紹介ページ https://www.proface.com/ja/product/hmi/st6000/top
【参考】ST6000シリーズ 4:3モデルの仕様
製品名 |
ST-6500T |
ST-6300T |
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型式 |
PFXST6500TADE |
PFXST6300TADE |
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表示 |
サイズ |
10.4型 |
5.7型 |
解像度 |
800 x 600(SVGA) |
640 x 480(VGA) |
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表示色 |
1,600万色 |
262,000色 |
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タッチパネル方式 |
アナログ抵抗膜方式 |
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定格電圧 |
24Vdc |
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インターフェイス |
シリアル |
RS-232C x 1、RS-422 / 485 x 1 |
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Ethernet |
10BASE-T / 100BASE-TX x 1 |
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USB |
USB2.0(Type A) x 1、USB2.0(micro B) x 1 |
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SDカード |
SDカードスロット x 1 最大32GB |
ー |
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メモリー |
アプリケーション メモリー |
システムメモリー:FLASH EPROM、画面エリア:64MB、 ユーザーフォントエリア:8MB、ロジックプログラムエリア:132KB |
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バックアップメモリー |
画面エリア:MRAM 320KB、変数エリア:MRAM 64KB、 バッテリー(時計データバックアップ):一次電池(交換可能な電池) |
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外形寸法 |
W315 x H241 x D55.3mm |
W169.5 x H137 x D58mm |
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パネルカット寸法 |
W301.5 x H227.5mm |
W156 x H123.5mm |
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規格 |
IP65F、TYPE 1、TYPE 4X(室内専用)、TYPE 13(パネル埋込時のフロント面)、 CE、UL、cUL、UKCA、RMC、KC、EAC、RoHS、WEEE |