シュナイダーエレクトリック、次世代型のソフトウェア・デファインド・オートメーションを実現するバーチャルPLCを、デロイト トーマツのイノベーション拠点に導入
Tōkyō, 東京都 日本
29/05/2025
- ソフトウェアを主体として構築する制御(SDA:ソフトウェア・デファインド・オートメーション)によって、生成AI・デジタルツイン・ITと連携したスマートファクトリーの未来像を実現
- 実際に稼働し生産ラインを制御するEcoStruxure Automation Expertを体験可能な国内初の常設環境に
エネルギーマネジメントおよびオートメーションにおけるデジタルトランスフォーメーションのリーダーであるシュナイダーエレクトリックは、デロイト トーマツ グループ(東京都千代田区、グループCEO:木村研一、以下デロイト トーマツ)が東京・丸の内に展開するビジネスイノベーション拠点「デロイト トーマツ イノベーションパーク(Deloitte Tohmatsu Innovation Park)」のスマートファクトリーエリア ”The Smart Factory by Deloitte @ Tokyo” に、次世代型の制御「ソフトウェア・デファインド・オートメーション(以下、SDA)」を実現するバーチャルPLCとしてEcoStruxure Automation Expert(エコストラクチャー・オートメーション・エキスパート、以下 Automation Expert)を導入したことを発表します。
今回シュナイダーエレクトリックは、デロイト トーマツの ”The Smart Factory by Deloitte @ Tokyo” に、Automation Expertをはじめとするソリューション群を導入し、来場者に向けたSDAの体験環境を構築しました。Automation Expertは、ハードウェア主体の従来型オートメーションから脱却したソフトウェア主体のオートメーション、SDAを実現するソリューションです。脱ハードウェア依存、ソフトウェアの資産化・モジュール化、IIoT/DXの促進、技術人材不足など、製造現場のライン設計・工場設計における課題に応えるべく開発されました。今回の導入では、工場現場に小型のデータセンター(マイクロデータセンター)を設置し、そのエッジサーバー上にバーチャルPLCおよびその他ソフトウェアを統合して、従来のハードウェアPLCやPCが担っていたリソースの最適化、盤レス・ハードレス化を実現しています。
Automation ExpertをバーチャルPLCとして採用することにより、1つのソフトウェアで、従来の複数台ハードウェアPLCを仮想環境に統合することができ、同時にデジタルツインとの連携&シミュレーションによるアジャイル開発や生成AIとの連携によるエンジニアリング工数削減、OTデータのコンテキスト化によるIT/OTデータの標準統合&活用などを実現できます。
また、Automation Expertは、以下複数のシュナイダーエレクトリックのソリューションと連動し、SDAの実現で次世代のエンジアリングを加速します。
- 生成AIによるプログラミング開発補助(Automation Application Copilot、2025年ハノーバーメッセにて参考展示)
- デジタルツインによる設計・検証の高速化(EcoStruxure Machine Expert Twin)
- OTデータのコンテキスト化とシームレスなIT/OT間のデータ統合&活用(AVEVA System Platform)
※EcoStruxure Machine Expert Twin、AVEVA System Platformは、デロイト トーマツ The Smart Factory by Deloitte @ Tokyo に導入済み
図: The Smart Factory by Deloitte @ Tokyoのデモライン
デロイト トーマツの ”The Smart Factory by Deloitte @ Tokyo”は、2023年に新設された製造業向けのビジネス変革・支援拠点です。今回のシュナイダー製ソリューションの導入により、実際にバーチャルPLCとして稼働するAutomation Expertを常設で体験できる国内初の環境となり、SDAの導入を検討中の企業にとって、具体的なイメージを描くための貴重な体験機会となります。今後シュナイダーエレクトリックとデロイトトーマツはともに、SDAを実現した次世代のスマートファクトリー構築の推進において、国内外で製造業のDX推進を支援します。
ソフトウェア・デファインド・オートメーション(SDA: Software-Defined Automation)とは
ソフトウェア・デファインド・オートメーション(SDA)とは、現在成熟期に達しているハードウェアを主体としたオートメーションシステムから、ソフトウェアを主体としたオートメーションシステム構築に移行することにより、今後より加速するデジタル時代に、より柔軟に迅速に対応していこうという考え方です 。2024 年 2 月、米国のリサーチ&コンサルティング会社であるフロスト・アンド・サリバンは、産業環境の成長を推進する最前線企業を対象にした世界規模の調査において、SDA を成長のチャンス要因トップ 8 の 1 つに挙げました。シュナイダーエレクトリックは、このSDAを実現するソリューションとしてAutomation Expertを提供しており、2025年のハノーバーメッセでも、SDAと最新の技術革新による進歩を紹介しました。
関連スポークスマン
角田 裕也
シュナイダーエレクトリック インダストリー事業部 バイスプレジデント Vice President, Industry Japan Schneider Electric学歴1999年 同志社大学 法学部 法律学科 卒業 経歴1999年 大学卒業後、株式会社キーエンス入社、精密測定機器セールス部門のリーダー、マネージャーを歴任。2009年 シーメンス株式会社入社、産業機械部門セールス部門から、モーションコントロールソリューション、IoTソリューション部門の部門長を歴任。2019年 アクセンチュア入社、デジタル部門インダストリーX.0グループにて、アソシエイトディレクターとして、大手製造業へのDX推進コンサルタントやクライアントのDXを支援するパートナーエコシステムの構築に従事。2020年10月 シュナイダーエレクトリック入社、インダストリー事業取締役バイスプレジデントとして同部門を統括。続きを読む
プレスとのコンタクト
Yoriko Matsuda
Marketing Communication & PR+81 7023246673 yoriko.matsuda@se.com
Wiztrustブロックチェーン認定プラットフォームの導入
2019年10月2日から、シュナイダーエレクトリックは通信の安全性を確保するために、コンテンツについてWiztrustから認定を受けています。コーポレートコミュニケーションについては、WebサイトWiztrust.comで、信頼性を確認できます。