アドソル日進株式会社(以下、アドソル日進)とシュナイダーエレクトリック(以下、シュナイダー)は、製造業界向けDX、IoT提案を加速するため、SIパートナー契約を締結したことを発表しました。この契約はシュナイダーが全世界で展開しているSIパートナープログラムによるもので、同社にとって本格的な日本のシステムインテグレータ企業との初めての契約締結となります。
シュナイダーのSIパートナープログラムについて
シュナイダーのSIパートナープログラムは、高い技術レベルを有するシステムインテグレータ企業とのコラボレーションを促進するプログラムで、技術トレーニング・評価機材の提供を行い共同での営業・提案活動を推進するものです。この度の締結では、エネルギー関連や製造業向けのICTシステム開発で豊富な実績を有するアドソル日進とのコラボレーションによって、シュナイダーが提供するIoTプラットフォーム「EcoStruxure」やPro-faceブランド、AVEVAソリューション等を組み合わせ、より柔軟に提案できる体制づくりを行います。
市場背景とパートナー契約締結の狙い
昨今製造業のDX、IoT化の必要性は今までになく高まっていますが、新旧設備の有効活用やデータ活用、AI診断による予知保全など、現場が抱える課題は様々であり、スモールスタート可能なソリューションや、より柔軟でカスタマイズ可能な提案が求められています。
アドソル日進は、AIやクラウド、IoTなどの最新技術を用いたICTシステムをIT/OT両面からワンストップで提供し、製造業での実績も数多く有しています。
一方シュナイダーエレクトリックは、IoTプラットフォーム「EcoStruxure」を中心に、製造IoTエッジソリューションとしてプログラマブル表示器Pro-faceブランドの販売を国内外で30年以上続けてきた実績を持ち、数多くのお客様に対して継続的なIoTソリューション提案を行ってきました。
両社協業での提案により、PoCレベルのスモールスタート案件から、既存システムの改造、大型システム受注まで、あらゆる規模のシステムに最適なDX、IoT提案を行うことを目指し、この度のパートナーシップ締結に至りました。
両社は協業関係を2018年より開始しており今まで数十システムのソリューション提案を行ってきました。今後の協業で、初年度20件・5年後には100件のソリューション受注を目指します。