このページでは、Network Management Card 3 (AP9640J, AP9641J) が
UPSのブレインオフによって、一部の設定情報が初期化される事象について説明しています。
【対象製品】
Network Management Card 3 (AP9640J/AP9641J) (以下、NMC)
Firmware Version v2.4.0.11以降
【問題の概要】
UPSにNMCが挿入されている状態でUPSのブレインオフが実行されると、
タイミングによってNMCの起動時に以下の事象が発生することが確認されました。
・NMCへのログイン時に管理者 (apc)のパスワードの設定が再度求められる
・設定情報の一部が初期化される (デフォルトの設定値に戻る)
・NMCの設定ファイル (config.ini)がディレクトリ上から消失する
【原因】
NMCの書込みプロセス実行中にUPSのブレインオフ (強制電源断)が重なると
内部で実行していたデータの書込みに失敗することがあります。
このとき、起動後の自動リカバリーにより一部の設定値が初期化される事象が発生することがあります。
[対処方法]
v2.5.5.1以降のFirmwareにアップグレードをしてください。
【発生時の対処方法】
本事象が発生した場合は、NMCの設定ファイル (config.ini)を再度適用することで解消されます。
設定変更・完了後は config.iniファイルをバックアップ、保存しておくことを推奨します。
config.ini設定適用方法については、以下を参照してください。
Network Management Card 3 設定ファイルのバックアップ・リストア方法
上記で改善されない場合は、一度NMCのファクトリーリセットを実行し、
その後上記のconfig.ini設定適用を実施してください。
Network Management Card 3 ステータス確認方法
セクション:ファクトリーリセットについて