ATV12シリーズ、ATV320シリーズ
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ConF>FULL>FUn->rPt- | rPt | 勾配波形の設定 | LIn:直線 S:S勾配 U:U勾配 CUS:カスタマイズ(ATV12非対応) | LIn | ATV12:P.64 ATV320:P.173 |
ATV600シリーズ、ATV900シリーズ
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[Complete settings] ↓ [Generic functions] ↓ [Ramp] | [Ramp Type] RPT | 停止方法 | [Linear] LIN:直線 [S-Ramp] S:S勾配 [U-Ramp] U:U勾配 [Customized] CUS:カスタマイズ | [Linear] LIN |
マニュアル検索ワード | [Complete settings] [Generic functions] [Ramp] |
各シリーズとも勾配停止を行う際、勾配波形をアプリケーションに合わせて変更することができます。
S勾配
コンベアなどのアプリケーションに使用されることの多い勾配波形
加速の初期 tRAS と加速の後期 tRAE は [Acceleration] ACC の20%に固定されます。
つまり、加速の 0Hz~[Nominal Motor Freq] FrS まで(tA)は 1.4×[ACC] となり、減速の [Nominal Motor Freq] FrS から 0Hz まで(tD)は 1.4×[dEC] となります。
U勾配
ポンプなどのアプリケーションに使用されることの多い勾配波形
原理としては、S勾配と同じですが、U勾配では加速初期に丸みがありません。
加速の後期 tRAE と減速の後期 tRDE は [Acceleration] ACC と [Deceleration] dEC の50%に固定されます。
つまり、加速の 0Hz~[Nominal Motor Freq] FrS まで(tA)は 1.5×[ACC] となり、減速の [Nominal Motor Freq] FrS から 0Hz まで(tD)は 1.5×[dEC] となります。
カスタマイズ
クレーンシステムなどのアプリケーションに使用されることの多い勾配波形
TA1~TA4までの値を以下の制限のもとで任意で設定可能です。
TA1≦100% TA2≦(100%-TA1)
TA3≦100% TA4≦(100%-TA3)
つまり、加速の 0Hz~[Nominal Motor Freq] FrS まで(tA)は ACC×(TA1 + TA2 +1) となり、減速の [Nominal Motor Freq] FrS から 0Hz まで(tD)は dEC×(TA3 + TA4 +1) となります。
ATV212シリーズ
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AUF>F--- | F502 | 加速/減速 パターン1 | 0:直線 1:S勾配1 2:S勾配2(F503 - S勾配1) | 0:直線 | P.94 |
F503 | 加速/減速 パターン2 | 0:直線 1:S勾配1 2:S勾配2(F502 - S勾配1) | 0:直線 |
F502 - S勾配1
速度変化時のぴくつきを最小限に抑えつつ、可能な限り短いランプ時間を必要とする用途に使用します。
F503 - S勾配1
モータトルクが減少する一定HP領域である定格運転周波数を超えてモータが運転されるため、加減速率を低減する必要がある高速スピンドル用途に使用します。
対象機種:ATV12シリーズ、ATV320シリーズ、ATV212シリーズ、ATV600シリーズ、ATV900シリーズ
参考資料:ATV12シリーズ ユーザーズマニュアル、ATV320シリーズ プログラミングマニュアル、ATV212 Programming Manual
ATV600 Programming manual 、ATV900 Programming manual