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本日はどのようなご用件でしょうか?
ATV12シリーズ/ 「OLF」でトリップした時の対処法は?

メニューコード詳細設定範囲初期値マニュアル
ConF>FULL>FLt->tHt-itHモーター熱保護電流[ドライブ定格電流]の0.2~1.5倍ドライブ定格によるP.94
tHtモーター保護タイプACL:自己冷却
FCL:強制冷却
ACL
OLLモーター過熱異常レスポンスnO:応答なし
YES:フリーホイール停止
YES

DIAL



ドライブが「OLF」でトリップした場合、モーターの過電流が一定時間発生したと考えられます。
以下の確認を行ってください。また、確認後に再度モーターを始動する際はモーターが冷えたことを確認してから行ってください。

モーターに関するパラメーターを正しく設定できているか
[bFr], [nPr], [UnS], [nCr], [FrS], [nSP], [itH] 等 のパラメーターに実際に使用しているモーター銘板に記載された値を反映させてください。

[itH] の値はドライブがモーターに出力する電流の上限値ではありませんので、[itH]以上の値を出力できるようになっています。
[itH] に設定された値を元に内部計算を行い、監視パラメーター [tHr] で状態監視を行います。
[tHr] の値が118%に達すると「OLF」エラーを表示し、ドライブはトリップします。
内部計算については公開しておりませんが、以下を参考に [itH] の値を決定ください。
特に希望する値がない場合は、モーターの定格電流値に設定する場合が多いです。

【I²t の計算による熱保護】
次の曲線は、トリガー時間を秒単位で表しています。

注意:
ドライブの電源が切れても、モーター熱状態は保存されません。
※ [MtM](モーターサーマル状態のメモ)の設定を YES に変更することで保存することも可能です。

・自己冷却モーター:トリップ曲線はモーター周波数により異なります。
・強制冷却モーター:モーターの周波数に関係なく、50Hzのトリップ曲線のみを考慮してください。

GRAPH

対象機種:ATV12シリーズ
参考資料:ATV12シリーズ ユーザーズマニュアル

Schneider Electric 日本

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