目次
1. OEEとは?なぜ重要なのか?1.1 OEEとは?1.2 重要性の理由1.3 一般的なメリット1.4 グローバルに用いられるKPI
2. OEEを阻害する要因2.1 可動停止要因2.2 性能要因2.3 品質要因
3. OEE低下原因追及のための3ステップ3.1 ①接続性 Connectivity3.2 ②透明性 Transparency3.3 ➂解析 Analytics
4. 事例4.1 WEILBURGER社、OEEを改善、生産能力約2倍の1日110トンに増加
5. ラインナップのご紹介 5.1 DXコンサルティングサービス5.2 OEE改善 飲食品製造業界 化学プラント向け5.3 OEE改善 スモールラインレベルスタート
1 OEEとは?なぜ重要なのか?
OEE(overall equipment effectiveness)は日本語で「総合設備効率」とよばれ、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会によって開発・提唱されました。
1.2 重要性の理由
OEEは、製造業における重要な業績指標であり、効果的な生産管理や企業の競争力強化に寄与します。以下の理由で製造業にとって重要な指標です。
生産性の向上:OEE向上により、設備をより効率的に稼働させることができ、より多くの製品を生産することができます。
コスト削減:生産性を向上させることで、人件費や原材料費などのコストを削減することができます。
品質向上:設備を安定稼働させることで、製品品質のばらつきを減らすことができます。
納期遵守率の向上:計画的に生産を行うことで、納期を守りやすくなります。
1.3 一般的なメリット
OEE向上による一般的なメリットは以下の通りです。
売上増加: 生産性向上による売上増加利益増加: コスト削減による利益増加顧客満足度向上: 品質向上、納期遵守率向上による顧客満足度向上従業員のモチベーション向上: 効率的な生産プロセスによる従業員のモチベーション向上環境負荷の低減: 工場全体最適による生産性の向上によるエネルギー消費量の削減
1.4 グローバルに用いられるKPI
OEE(Overall Equipment Effectiveness)は、製造業における生産効率を評価する指標として、世界中で広く使用されています。シンプルで汎用性が高く、業界や企業規模に関わらず、生産性の向上に不可欠な指標です。
OEEは、様々な要因によって阻害されます。主な要因は以下の通りです。
2. OEEを阻害する要因
OEEの向上は、様々な要因によって阻害されます。主な要因は以下の通りです。
2.1 可動停止要因
設備が稼働しておらず、生産できない状態が続くことです。主な原因は以下の通りです。
-計画停止: 定期的なメンテナンス、修理、段取り替えなど。-計画外停止: 設備故障、破損、停電、原材料不足など。
2.2 性能要因
設備が稼働していても、本来の能力を発揮できていない状態です。主な原因は以下の通りです。
-サイクルタイムの遅延: 1つの生産サイクルを完了するのに必要な時間が長すぎる。-チョコ停: 調整、資材搬送の問題、オペレーターのミスによる短時間の停止。- 速度低下: 設備を定格能力よりも遅い速度で稼働させる。
2.3 品質要因
稼働中に不良品を発生させてしまうことです。主な原因は以下の通りです。
-不良ロス: 生産工程において品質基準を満たさない製品の発生。-手直しロス: 不良品ではないものの、品質基準を満たすために追加加工が必要な製品の発生。
3. OEE低下原因追及のための3ステップ
OEEを向上させるためには、設備の稼働時間、性能、品質の3つの要素を最適化することが重要です。工場の機器の接続性、データ透明性、解析は十分ですか?長期的にOEEを向上させるには、以下の3ステップを実施しした上で、継続的な改善が不可欠です。
3.1 ①接続性 Connectivity
OEEを向上させるためには、工場内のあらゆる機器や設備をネットワークで接続し、リアルタイムでデータを収集する必要があります。これにより、生産状況を可視化し、問題が発生する前に兆候を察知することができます。IoT技術は、この接続性を実現する上で重要な役割を果たします。センサーや機器に組み込まれたIoTデバイスは、温度、圧力、振動などのデータを収集し、クラウドベースのプラットフォームに送信することができます。このデータは、OEEを分析し、ボトルネックを特定するために使用することができます。
3.2 ②透明性 Transparency
収集されたデータは、関係者全員が容易にアクセスできるように、透明性のある方法で表示する必要があります。これにより、問題が発生している箇所を迅速に特定し、迅速な対応が可能になります。ダッシュボードやレポートなどのツールを使用して、データを可視化することができます。これらのツールは、OEEのトレンドを分析し、問題が発生している箇所を特定するのに役立ちます。
3.3 ➂解析 Analytics
収集されたデータを分析することで、ボトルネックの原因を特定することができます。この分析には、機械学習や人工知能などの技術を使用することができます。これらの技術は、データからパターンを識別し、問題が発生している箇所を特定することができます。また、将来的な問題を予測し、予知予防することが可能です。
OEE向上のための取り組みは、継続的な改善が必要です。 定期的にOEEを測定し、改善効果を確認しながら、さらなる対策を講じていくことが重要です。また、Industry4.0の設計原理の1つに「情報の透明性」という原則があります。トレンドを把握し、世界に通用するデジタル化を実施しましょう。
4.事例 WEILBURGER社、OEEを改善、生産能力約2倍の1日110トンに増加
ドイツの140年以上続く伝統ある塗料メーカー、WEILBURGER Graphics GmbHは市場の競争激化を受け、生産施設の自動化を推進しました。課題は、品質の維持、生産と納期の厳守、透明性の向上でした。 ソリューションとして、ProLeiT社のMES(製造実行システム)を導入しました。MESは既存のERPや生産管理システムと連携し、生産スケジュールの作成や資材管理を自動化します。導入により、生産能力は以前の約2倍の1日110トンに増加しました。また、手作業による計量が無くなり、タブレット端末を使ったリアルタイムでの在庫管理が可能になりました。さらに、自動化されたレシピ管理により、生産手順の正確性が向上しました。従業員は生産改善や品質向上に注力できるようになり、残業も減少しました。今回のプロジェクトの成功要因の一つは、WEILBURGER社の従業員が積極的にデジタルトランスフォーメーションに関わったことです。シュナイダーエレクトリック(合併前:ProLeiT社)は導入時のトレーニングやサポートを提供し、継続的な改善プロセスを構築しました。WEILBURGER社は、今回の自動化により、塗料業界の世界トップレベルの生産設備を保有していると自負しています。
5.ラインナップのご紹介
5.1 DXコンサルティングサービス
OEE改善による生産効率向上だけでなく、設備管理、電力消費やサイバーセキュリティといった面からオペレーションをカイゼンしてみませんか?シュナイダーエレクトリックは自らがメーカーとして製品を生産・出荷する工場や物流拠点を持ち、自社のソリューションを導入してそのスマート化を進めてきた実績を持つ会社です。工場向けのハードウェアだけでなくソフトウェアを幅広くラインナップしていることから、お客様にソリューションとして製品をご提供可能です。スマートファクトリーの定義を5つに分け、お客様の真の課題を現地調査で分析、お客様のビジネス上のゴールを明確にした上で最適なロードマップの提案をいたします。
シュナイダーエレクトリックが製造業界に対して貢献できること
詳細はこちら5.2 OEE改善 飲食品製造業界 化学プラント向け
MESを導入して、設備の稼働状況、生産量、不良品率などのデータを可視化しませんか?日本では各メーカーが独自の専用システムを採用しており、導入後のメンテナンスや拡張には多大な工数やコストがかかるため、汎用性の低さが課題となっています。 プロセス制御システムのソフトウェアブランドProLeiT(プロレイト)は、飲食品製造を含むプロセス制御に対し、オープンで柔軟かつ汎用性の高いシステムを提供しており、110ヶ国2,400以上の工場で採用いただいています。
飲食品製造業界向け プラント向け
5.3 OEE改善 スモールラインレベルスタート
DX化には欠かせないエッジコンピューティング・クラウドでの統合監視を実現するAVEVAのソフトウェアをご紹介しています。 集めたデータを価値あるものにするソフトウェアソリューションを是非ご確認ください。
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