PowerChute Network Shutdown利用時に電源障害発生後、PowerChute Network ShutdownからUPSへのシャットダウン命令が送信されたのち
UPSの出力停止から、電源回復後の出力開始までの設定方法を説明します。
【対象UPS】
コンセントグループがあり、コンセントグループが独立した動作をするUPS
Smart-UPS SMXシリーズ
Smart-UPS SRTシリーズ
Smart-UPS SMT1K2RJ1U , SMT1200RMJ1U
シャットダウンシーケンス
コンピュータがシャットダウンプロセスを開始してからUPSが出力停止する迄の時間設定、電源障害回復後のUPS自動起動やUPS Turn Off の動作についてはNetwork Management Cardに対して設定を行います。
PowerChute Network Shutdownの画面から ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"
もしくはブラウザより"https://[ Network Management CardのIPアドレス ] でNetwork Management Cardにアクセスしてください。
1. Power Off Delay (電源停止までの待機時間)
UPSのシャットダウンシーケンスが開始されてから出力が停止するまでの時間を示します。(最小値120秒)
UPS OutletsをもつUPSではシャットダウンシーケンスが実行されると、各Outlet Groupを任意の時間で出力を停止したのち、UPS Outletsの出力停止のカウントダウンが開始します。PowerChute Network Shutdownのコマンド実行や、仮想化環境でのインストールの場合、設定されている時間を含めて自動でPower Off Delayに計算され反映されます。
[設定方法]
設定画面 (図1) [Configuration] (設定) → [outlet groups] (コンセントグループ) → ここで対象Outlet Groupを選択
UPS OutletsをもつUPSではシャットダウンシーケンスが実行されると、各Outlet Groupを任意の時間で出力を停止したのち、UPS Outletsの出力停止のカウントダウンが開始します。PowerChute Network Shutdownのコマンド実行や、仮想化環境でのインストールの場合、設定されている時間を含めて自動でPower Off Delayに計算され反映されます。
[設定方法]
設定画面 (図1) [Configuration] (設定) → [outlet groups] (コンセントグループ) → ここで対象Outlet Groupを選択
→ [Sequencing] (順序) (図2) → [Power Off Delay] (電源停止までの待機時間) に時間(秒・選択変更可能) を設定します。
2. Reboot Duration
他のコンセントグループに関係なく、少なくともここで指定した時間の間、個別のグループを電源オフのままにします。
[設定方法]
設定画面(図1) [Configuration] (設定) → [outlet groups] (コンセントグループ) → ここで対象Outlet Groupを選択
→ [Sequencing] (順序) (図2) → [Reboot Duration] (再起動待機時間): に時間(秒・選択変更可能) を設定します。
3. Sleep / Turn Off
シャットダウンプロセス終了時にUPSをスリープ状態に移行させ、UPS自身が電源障害復旧時に自動起動できるように設定。又はシャットダウンプロセス終了時にUPSをOFFするように設定するのかにより動作が異なります。
[設定方法]
・復電後に自動起動させる場合
シャットダウンプロセス終了時UPSをスリープ状態にし、電源障害復旧後にUPSが自動起動する設定は
設定画面 [Configuration] (設定) → [Shutdown] (シャットダウン) → On-Battery Shutdown Behavior (バッテリ作動時のシャットダウン動作) (図3)の設定を
Restart when power is restored (電源復旧時に再起動) に設定します。
・ 復電後もオフ、手動で立ち上げる場合
シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにし、出力停止を維持する設定は
設定画面 [Configuration] (設定) → [Shutdown] (シャットダウン) → On-Battery Shutdown Behavior (バッテリ作動時のシャットダウン動作) (図3)の設定を
設定画面 [Configuration] (設定) → [Shutdown] (シャットダウン) → On-Battery Shutdown Behavior (バッテリ作動時のシャットダウン動作) (図3)の設定を
Turn off Stay off (電源をオフにしたまま) に設定します。
このTurn Off Stay Off に設定した場合には、シャットダウンプロセス終了時にUPSはTurn Offし、電源障害復旧後にUPSは自動起動しません。
UPSを起動する為には手動で電源ボタンを押す、または Network Management Card 等から Turn Onして出力を開始させます。
このTurn Off Stay Off に設定した場合には、シャットダウンプロセス終了時にUPSはTurn Offし、電源障害復旧後にUPSは自動起動しません。
UPSを起動する為には手動で電源ボタンを押す、または Network Management Card 等から Turn Onして出力を開始させます。
4. Power On Delay/Min Return Runtime (電源投入までの待機時間 / 最小復帰ランタイム)
電源障害によるシャットダウンの後、 UPSをオンする為に必要な最低限のバッテリ容量、待機時間をカウントします。電源障害発生時、復電しても再度電源障害が発生する事を想定した場合、バッ テリ充電容量が下がっている状態でUPSとOSを再起動させると、再度電源障害が発生した際に、OSのシャットダウン途中でUPSのバッテリが尽きてしま う事も考えられます。これを防止する為に、一定容量充電されるまでUPSを起動しないように設定する事が可能です。
[設定方法]
[設定方法]
・ 設定画面(図1) [Configuration] (設定) → [outlet groups] (コンセントグループ) → "対象Outlet Group選択"
→ [Sequencing] (順序) (図2) → Power on Delay (電源投入までの待機時間) に待機時間を秒で設定します。
Network Management Card画面
図1. Outlet Group Configuration 設定内容確認・Outleg Group選択画面
図2. Outlet Group Configuration Sequencing 設定
図3. Shutdown
公開先: Schneider Electric 日本



