APC RSシリーズ の前面にあるLCD (液晶ディスプレイ) の表示項目について説明します。
【対象製品】
APC RSシリーズ
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP (APC RS Gシリーズはサポートを終了させていただきました)
【概要】
APC RSシリーズの前面にあるLCD(液晶ディスプレイ)では、UPSで取得しているさまざまな情報を
本体の一番右の ”表示ボタン” を押下することで確認することができます。
【画面遷移】
表示ボタンを押すたびに順番で画面が遷移し、各項目を表示します。
1. 入力電源電圧 (V) 2. イベント発生回数 3. ランタイム (分)
→ →
4. 負荷容量 (消費電力 W) 5. 負荷容量 (%) 6. 出力電源電圧 (V)
→ → →
7. 出力電源周波数 (Hz)
→ → 7. 出力電源周波数 画面 表示ののち、1. 入力電源電圧 画面 に戻る。
【各項目の説明】
表示される各項目についての説明です。
表示項目 | 説明 | |
1 | 入力電源電圧 (V) | 現在の商用電源(入力電源)の電圧を V (ボルト) で表示します。 |
2 | イベント発生回数 | 電源障害を検知し、UPSがバッテリー運転をおこなった 累計イベント数 を表示します。 なお、この数値に自動電圧補正 (AVR)機能の作動回数は反映されません。 |
3 | ランタイム (分) | 予想ランタイム時間 (バックアップ時間) を分で表示しています。 |
4 | 負荷容量 (W) | バックアップコンセントに接続された負荷機器の合計の消費電力を W (ワット)で表示します。 |
5 | 負荷容量 (%) | バックアップコンセントに接続された負荷機器をUPSの最大出力容量の割合から % (パーセント)で表示します。 |
6 | 出力電源電圧 (V) | 出力の電源電圧を V (ボルト)で表示します。 通常のオンライン運転時にはこの出力電源電圧と商用電源の入力電源電圧は同じ値になります。 自動電圧補正 (AVR)機能 が作動している場合には、 商用電源 (入力電源)の電圧と UPSの出力電源電圧は異なります。 自動電圧補正 (AVR)機能が作動している際には、入力電源電圧に対して、 より100Vに近い電圧にUPSの回路で補正されて負荷機器に出力されます。 |
7 | 出力電源周波数 (Hz) | 出力電源の周波数を Hz (ヘルツ)で表示します。 |
バッテリー運転時のメニュー表示は以下の順に表示されます。
ランタイム → イベント回数 → 出力電源電圧 → 入力電源電圧 → 負荷容量(W) → 負荷容量 (%) → 出力電源周波数