アラームサマリとは、発生中のアラームをリスト表示することができる機能です。
バックアップ機能をつかわない簡易的なアラームで、記憶数はアクティブやヒストリ等の保存数に影響されない特徴があります。
アラームサマリ機能を使用する場合、下記の設定を行ってください。
・アラーム サマリの設定
・アラーム部品(サマリ表示)の設定
<設定方法>
【アラーム サマリの設定】
(1). [共通設定]メニューの[アラーム設定]をクリックするか、 をクリックすると、次の画面が表示されます。
[言語設定]でアラームメッセージの表示言語を指定します。
(2).下部にある[サマリ表示を使用する]にチェックを入れます。
(3). 次のような確認メッセージが表示されたら[はい]をクリックします。[サマリ]タブが表示されます。
(4). [ビットアドレス]にアラームの発報を監視するビットアドレスを設定します。
※重要
・監視ビットは重複しないアドレスを設定してください。
重複した場合、登録番号(行番号)が最小のアラームメッセージしか表示されません。
・1画面に表示させたいメッセージの監視ビットは、連続ワード内に収まるよう設定してください。
監視ビットを種類の異なるデバイスに設定している場合や、同じデバイスでも連続ワード内に設定していない場合は、
同一画面上にメッセージを表示させることができません。
(5). [メッセージ]にアラーム発生時に表示したいメッセージを入力します。
[文字カラー]、[背景カラー]、[ブリンク]をそれぞれ設定します。
【アラーム部品(サマリ表示)の設定】
(1). 作画画面を開き、サマリ表示するアラーム部品を設定します。
[部品]メニューの[アラーム]を選択するか、 をクリックし、画面に配置します。
(2). 配置したアラーム部品をダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。[サマリ表示]アイコンを選択します。
(3). [監視先頭ワードアドレス]に、[アラーム設定]で登録したビットアドレスをワード単位(16ビット単位)に換算したときの先頭アドレスを設定します。
例えば、登録した監視ビット「M1000」のメッセージをサマリ表示する場合、
M992~M1008が1ワード分となるので、[監視先頭ワードアドレス]には「M992」を設定します。
(4). [監視ワード数]で監視ビットアドレスが[監視先頭ワードアドレス]から何ワードにわたって割り付けられているか指定します。
(5). 画面に表示するメッセージの[表示文字数]、[表示開始行]、[表示アラーム数]を設定します。
(6). [カラー設定]タブでアラームメッセージがクリアされたとき(復旧したとき)の色を設定します。
[表示設定]タブでメッセージのフォントやサイズを設定して[OK]をクリックします。
<補足事項>
アラームサマリ表示の制限事項については下記マニュアルを参照してください。
GP-Pro EXリファレンスマニュアル
20.13.8 サマリ表示の制限事項
公開先:Schneider Electric 日本



