▼原因
画面作成ソフトウェア (GP-PRO/PB III C-Package、GP-PRO/PBIII for Windows(以下、旧データと呼称) )にて、作成されていたプロジェクトファイルに起因しています。
旧データに、実アドレスを定義しておられないシンボル変数(以下、未定義アドレスと呼称)の登録がある状態です。
未定義アドレスが設定されている旧データを、GP-Pro EXへプロジェクトコンバートをすると、
未定義アドレスもコンバートがされるため、GP-Pro EXでも、未定義アドレスになります。
▼旧データに未定義アドレスが存在している例
旧データのプロジェクトファイル(拡張子.prw)にて、[画面/設定]-[シンボルエディタ]を開きます。
・赤枠をプルダウンし、[ワードシンボル]と[ビットシンボル]へ切り替えをいただき、それぞれご確認ください。
・(図1)は、"d100" の シンボル登録がありますが、ワードアドレスのセル内に、実アドレスの定義がありません。そのため、"d100" が "未定義アドレス(未定義シンボル)"となります。
(図1)
▼GP-Pro EXへコンバートした例 ((図1)のプロジェクトをコンバート後の例)
1) エラーチェックにて、「警告: 1502 実アドレスが定義されていないシンボルがあります。シンボル設定で確認してください」が表示します。
2) GP-Pro EXにて、[共通設定]-[シンボル変数編集]を開きます。
(図1)の "d100" は、同じく未定義アドレスにて変換がされるため "-Undefined-" となります。
▼対処法
GP-Pro EX シンボル変数編集の アドレス欄に "-Undefined-"と表示されている行番号((図2)の場合は、行番号4)を右クリックし、削除を選択します。
※「Ctrl」キーを押しながら複数行を選択できるため、複数行を同時に選択することも可能です。
(図2)
▼補足
対処法にて、未定義アドレスを削除できない場合、プロジェクト内に未定義アドレスを設定している画面があります。
その場合、未定義アドレスを右クリックメニューにて、削除が出来ません。
シンボル編集変数の "-Undefined-" に対し、正しいアドレス(実アドレス)を設定してください。
▼参考マニュアル (GP-Pro EX リファレンスマニュアル)
使用できるアドレスについて
共通設定[シンボル変数設定]の設定ガイド
エラーチェック時に表示されるエラー
公開先:Schneider Electric 日本

