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[Complete settings] ↓ [Motor parameters] ↓ [Switching frequency] | [Switching frequency] SFR | スイッチング周波数 | ATV600:1~8kHz or 16kHz ATV900:2~8kHz or 16kHz | ※ 2.5kHz or 4.0kHz (ドライブ定格による) |
マニュアル検索ワード | [Complete settings] [Motor parameters] [Switching frequency] |
※[Sinus Filter Activation] OFI が [Yes] YES の場合、[Switching frequency] SFR の初期値はドライブ定格により 2.5kHz または 3.0kHz となります。
パラメーター [Switching frequency] SFR より変更が可能です。
以下の様々な条件により、[Switching frequency] SFR の最大値が制限される場合があります。
・モーターサージ制限 [Motor surge limit.] SVL の設定が行われている場合、[Switching frequency] SFR の最大値は4kHz
・型式がATV*L0から始まる場合、[Switching frequency] SFR の最大値は4.9kHz
・[Sinus Filter Activation] OFI が [Yes] YES に設定されている場合、[Switching frequency] SFR の最大値は6kHz または 8kHz(ドライブ定格による)
スイッチング周波数を上げることによって、より高速でスイッチングするためモーターを滑らかに回転させることができるようになり、モーター音が軽減されます。
一方で、スイッチングを高速にすることで、よりノイズが発生しやすくなる、効率悪化により発熱する等の影響が考えられます。
そのため、EMCフィルタを使用していない場合、SFr≦4kHzでの使用が望ましいです。
ノイズ対策については、EMCフィルタを使用すると漏れ電流が増加しますので、代わりにラインノイズフィルタ等のご使用をご検討ください。
参考FAQ:
インバーター/ ATV600, ATV900 モータからの磁気騒音(モーターノイズ)を下げることはできますか?
インバーター/ EMCフィルター使用時は漏れ電流が増加しますか?
なお、温度が過度に上昇した場合、ドライブは自動的にスイッチング周波数を下げ、温度が正常に戻るとリセットします。
高速モーターの場合、スイッチング周波数は8kHz, 12kHz または 16kHz に設定することを推奨します。
対象機種:ATV600シリーズ、ATV900シリーズ
参考資料:ATV600 Programming manual 、ATV900 Programming manual