Linux上でRPMを使用して PowerChute Serial Shutdown for Businessをインストールする際に表示される
警告メッセージへの対処方法を説明します。
【対象製品】
PowerChute Serial Shutdown for Business v1.x
【環境】
Linux環境
【対策】
RPMを使用して PowerChute Serial Shutdown for Businessをインストールすると、
次のような公開鍵に関する警告が表示される場合があります。
警告メッセージ:
warning: pbeagent-XXX-XXX.XXXX.rpm: Header V4 DSA signature: NOKEY, Key ID bb 271b 8a
PowerChute Serial Shutdownの Linux用 RPMパッケージは、GNU Privacy Guard (GPG) によって署名されています。
GPGの公開鍵がインストールされていない場合にPowerChute エージェントをインストールする際に上記の警告メッセージが表示されます。
この警告が表示されないようにするには、システムに公開鍵をインストールしてください。
● ダウンロードキー
https://download.schneider-electric.com/files?p_enDocType=Software+-+Updates&p_File_Name=RPM-GPG-KEY-PCBE.txt&p_Doc_Ref=APC_RPM-GPG-KEY-PCBE
注: 公開鍵は、APCのウェブサイトにさまざまなオペレーティング システムでリストされています。
ただし、PowerChute Serial Shutdownの公開鍵は1つだけです。
● インストール方法
rpm コマンドを使用して公開鍵をインストールするには、以下に詳述する手順に従ってください。
これらのコマンドは root ユーザーが実行する必要があります。
1. 公開鍵を RPMデータベースにインポートします。
rpm --import /path/to/RPM-GPG-KEY-PCBE.txt |
2. 次のコマンドを実行して、公開鍵がインストールされているかどうかを確認します。
rpm -qa gpg-pubkey\* --qf “%{name}-%{version}-%{release}-%{summary}\n” |
次の出力が表示されれば、インストールは成功しています。
gpg-pubkey-bb271b8a-4a2fd040 -> gpg (American Power Conversion (PowerChute Business Edition) <support@apc.com>) |
3. RPM パッケージの署名を確認します。
rpm --checksig pbeagent*. rpm |
結果の出力でOKが表示されることを確認してください。
pbeagent-XXX-XXX.XXXX.rpm: digests signatures OK |
4. 次のコマンドのいずれかを実行して、ダウンロードした公開鍵からフィンガープリントを取得します。
gpg --quiet --with-fingerprint RPM-GPG-KEY-PCBE.txt |
gpg --show-keys RPM-GPG-KEY-PCBE.txt |
gpg RPM-GPG-KEY-PCBE.txt |
注: 正しいコマンドは、オペレーティング システムとオペレーティング システムのバージョンによって異なります。
このコマンドの結果は下記の通りです。
pub rsa4096 2017-12-06 [SC] [expires: 2022-12-05] D8D195FC872BE7B53D177E66B5A962ED7CF6D1FD uid APC by Schneider Electric (PowerChute Business Edition) <esupport@apc.com> sub rsa4096 2017-12-06 [E] [expires: 2022-12-05] |
D8D195FC872BE7B53D177E66B5A962ED7CF6D1FDがフィンガープリントと一致。
● RPM パッケージの検証
1. 次のコマンドを実行して RPM パッケージを確認します。
rpm --checksig -v <filename>.rpm |
2. このコマンドの出力が、ダウンロードした公開鍵のフィンガープリントと一致することを確認します。
注:
• Windows マシン上のテキストファイルに公開鍵を保存した場合は、Ctrl-M (^ M) 文字を削除します。
• 警告が表示されても、PowerChute Serial Shutdown のインストールは成功しています。
● vSphere Management Assistant にキーをインストールする
PowerChute 公開鍵を vSphere Management Assistant (vMA) にインストールする場合は、
--no signature コマンドを実行します。
・PowerChute をインストールするには、次のコマンドを実行します。
rpm --no signature pbeagent-XXX-XXX.XXXX.rpm |
・PowerChute のアップグレード
rpm --no signature -u pbeagent-XXX-XXX.XXXX.rpm |
・PowerChute のアンインストール
rpm –no signature -e pbeagent |
公開日: 2023年10月12日
公開先:Schneider Electric 日本

