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PowerChute Network Shutdown v5.0 VMWare上で稼働しているvCLSの停止処理に失敗する

要約:
このページでは、PowerChute Network Shutdown v5.0で、高度なUPS構成時にvCLSの停止が失敗する問題について説明しています。

【対象製品】
PowerChute Network Shutdown v5.0

【問題の発生条件】
以下のすべての条件に合致する場合に本事象が発生することがあります。

・PowerChute Network Shutdown v5.0 for Virtualizationで、高度なUPS構成でセットアップしている
- 2つ以上の複数のUPS Groupを構成している
- 3つのUPS Groupの例:
PowerChuteサーバを保護するUPS (GroupA),
VMWare ESXi Host#1を保護するUPS(GroupB),
VMWare ESXi Host#1を保護するUPS(GroupC)
・VMWare側でvCLSが稼働している
・UPSの電源障害が、複数のUPS Groupで同時に発生した場合


【問題発生時のイベントログ】
以下のようなメッセージがPowerChuteのイベントログに出力されます。
このとき、ESXi Host上のvCLS VMは停止せず、稼働したままの状態となります。

イベントログ:
vSphere Cluster Services を無効化できず、vCLS 仮想マシンが削除されません。


【原因】
複数のUPS Groupで同時にシャットダウンが行われると、
タイミングによってvCLS VMの情報がマッピングされていないホストのシャットダウンスレッドが優先され、
vCLS VM停止のスレッドが失敗してしまうことがあります。

【回避方法】
・PowerChute Network Shutdown v5.1以降にアップデートしてください。
v5.1、 またそれ以降のバージョンで本事象が改善されました。
アップグレードライセンスをお持ちの場合はv5.1 以上にアップグレードしてください。

・PowerChute Network Shutdown v5.0を継続使用する場合は以下のいずれかの方法で暫定回避が可能です。
・コマンド実行機能により、vCLS VMの停止を行う
FA415985 *1 で公開しておりますコマンドファイルを作成し、vCLS VMの停止処理を組み込んでください

*1 上記ページの手順書(FA415985 スクリプト設定方法 Rev3.pdf)の以下のセクションの実施は
PowerChute Network Shutdown v5.0では必要ありません。
-「vSANクラスタのシャットダウン/起動を安全に実行するためのSSH アクションの設定」
→ PowerChute v5.0では既に実装済みのため、この設定は不要です。
-【ESXi ホストに PowerChute 仮想アプライアンスを展開した構成】
に記載してあるPowerShellの導入
→ PowerChute v5.0の仮想アプライアンスにはPowerShellが既にインストール済みのため、この作業は不要です。


・高度なUPS構成のUPS Groupを1つに集約する
→すべてのUPSが同じ電源系統である場合はこちらの構成への変更も検討してください

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