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[Complete settings] ↓ [Error/Warning handling] ↓ [Output phase loss] | [OutPhaseLoss Assign] OPL | 出力位相損失 設定 | [Function Inactive] NO:無効 [OPF Error Triggered] YES:トリップさせフリーホイール停止 [No Error Triggered] OAC:異常のトリガなし (過電流を防ぐため出力電圧の管理) | [OPF Error Triggered] YES |
マニュアル検索ワード | [Complete settings] [Error/Warning handling] [Output phase loss] |
[Output Phase Loss] OPF2 は以下のような場合に検出される異常となります。
・モーターが接続されていない
・モーターの出力が低過ぎる
・2次側の電磁接触器が開いている
・モーター電流が瞬間的に不安定
対処方法:
ドライブと同じ定格のモーターを使用しないでテストをする際や、保守環境でドライブをチェックする際にモーターを繋いでいない場合にも [Output Phase Loss] OPF2 が発生します。
事情があり、一時的にその環境で動作させる必要がある場合は、[OutPhaseLoss Assign] OPL を無効にすることで運転が可能になります。
ドライブと同じ定格のモーターを使用している場合、以下をご確認ください。
・ドライブからモーターへのすべての出力接続に問題がないか
・ドライブの出力(2次)側において、モーターとコネクタの間に出力コンタクタ(出力電磁接触器)があるかどうか
→コンタクタの開閉のタイミングにより [Output Phase Loss] OPF2 の原因になる場合があります。[OutPhaseLoss Assign] OPL=[No Error Triggered] OAC の設定も検討ください。
・ドライブのすべてのモーターパラメーターをチェックし、設定値がモーター銘板の値と一致しているか
→ [IR compensation] UFr、[Nom Motor Voltage] UnS、[Rated mot. current] nCr などのパラメーターを最適化したのち、オートチューニングを行うことを検討ください。
注意事項:
出力位相監視が無効の場合、位相損失や意図しないケーブルの切断は検出されません。
このパラメーターの設定により危険な状態を招かないことを確認してください。
上記の指示に従わない場合、感電、爆発、閃光アークの危険性があり死亡または重傷を負う可能性があります。
対象機種:ATV600シリーズ、ATV900シリーズ
参考資料:ATV600 Programming manual 、ATV900 Programming manual