PowerChute Network Shutdown利用時に電源障害発生後、PowerChute Network ShutdownからUPSへのシャットダウン命令が送信されたのち
UPSの出力停止から、電源回復後の出力開始までの設定方法を説明します。
【対象UPS】
SUAシリーズ(SUA750RMJ1UB、SUA3000RMXLA3U)
SURTシリーズ(SURTA1500XLJ、SURTA2400XLJ、SURT8000XLJ、SURT10000XLJ)
Symmetraシリーズ(Symmetra RM、Symmetra LX、Symmetra PX)
PowerChute Network Shutdownの画面から ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"
もしくはブラウザより"http://[ Network Management CardのIPアドレス ] でNetwork Management Cardにアクセスしてください。
※ファームウェアバージョンによって画面の表示方法が異なること、ご注意ください。
1. Maximum Required Delay
2. 固定値(2分)
[設定方法]
固定値となり変更は出来ません。
3. Shutdown Delay
[設定方法]
設定画面(図1) [ configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Shutdown Delay: に時間(秒・選択変更可能)を設定します。
4. Sleep / Turn Off
5. Minimum Battery Capacity / Return Delay
UPSの出力停止から、電源回復後の出力開始までの設定方法を説明します。
【対象UPS】
SUAシリーズ(SUA750RMJ1UB、SUA3000RMXLA3U)
SURTシリーズ(SURTA1500XLJ、SURTA2400XLJ、SURT8000XLJ、SURT10000XLJ)
Symmetraシリーズ(Symmetra RM、Symmetra LX、Symmetra PX)
表1. シャットダウンシーケンス |
PowerChute Network Shutdownの画面から ▼UPS Information 以下UPS型番の "Configuration"
もしくはブラウザより"http://[ Network Management CardのIPアドレス ] でNetwork Management Cardにアクセスしてください。
※ファームウェアバージョンによって画面の表示方法が異なること、ご注意ください。
1. Maximum Required Delay
Maximum Required Delay :
デフォルトではLow-Battery Durationの値が反映されます。
PowerChute Network Shutdown の設定で"コマンド実行"の設定をしている場合や、仮想化環境において"仮想化設定"の項目を有効にしている場合、デフォルトの値より長くなる場合があります。
この場合コマンドファイル実行、仮想化環境のシャットダウンや、OSのシャットダウン中にUPSが出力を停止することを防ぐためMaximum Required Delayの設定をForce negotiationに変更することにより
PowerChute Network Shutdownの時間設定により適切な値が自動的に算出され Maximum Required Delay : に反映されます。
[設定方法]
デフォルトではLow-Battery Durationの値が反映されます。
PowerChute Network Shutdown の設定で"コマンド実行"の設定をしている場合や、仮想化環境において"仮想化設定"の項目を有効にしている場合、デフォルトの値より長くなる場合があります。
この場合コマンドファイル実行、仮想化環境のシャットダウンや、OSのシャットダウン中にUPSが出力を停止することを防ぐためMaximum Required Delayの設定をForce negotiationに変更することにより
PowerChute Network Shutdownの時間設定により適切な値が自動的に算出され Maximum Required Delay : に反映されます。
[設定方法]
・ デフォルトの場合
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Low-Battery Duration: に時間(分・選択変更可能)を設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。
・ PowerChute Network Shutdown側の設定シャットダウンシーケンスを反映する場合
設定画面(図1) [ configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → Maximum Required Delayの設定をForce negotiationに設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。
尚、反映される迄に最大10分程度時間がかかる場合がございます。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Low-Battery Duration: に時間(分・選択変更可能)を設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。
・ PowerChute Network Shutdown側の設定シャットダウンシーケンスを反映する場合
設定画面(図1) [ configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → Maximum Required Delayの設定をForce negotiationに設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Maximum Required Delay: に時間(分・変更不可)が反映されます。
尚、反映される迄に最大10分程度時間がかかる場合がございます。
2. 固定値(2分)
PowerChute Network Shutdown を使用している場合、ソフトウェアの仕様で2分がカウントされます。
[設定方法]
固定値となり変更は出来ません。
3. Shutdown Delay
UPSがオフ又はスリープ状態になるまでの待機時間を設定します。
[設定方法]
設定画面(図1) [ configuration ] → [ Shutdown ] → Start of Shutdown → Shutdown Delay: に時間(秒・選択変更可能)を設定します。
4. Sleep / Turn Off
シャットダウンプロセス終了時にUPSをスリープ状態に移行させ、UPS自身が電源障害復旧時に自動起動できるように設定。又はシャットダウンプロセス終了時にUPSをOFFするように設定するのかにより動作が異なります。
[設定方法]
・ シャットダウンプロセス終了時UPSをスリープ状態にし電源障害復旧後、UPS自身が自動起動出来るようにする場合
設定画面 [ Configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Restart when power is restored に設定します。
・ シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにする場合
設定画面 [ Configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Turn off Stay off に設定します。
【注意事項】
・表1では Restart when power is restored を選択している場合のシーケンスです。
・Turn Off Stay Off に設定した場合、UPSはシャットダウンプロセス終了時 Turn Off となり、電源障害復旧後にUPS自身は自動起動しません。
UPSを起動する為には手動で電源ボタンを押す、又は Network Management Card 等から TurnOn する必要がございます。
・Ignore PCNS shutdown commandsを選択した場合、PowerChute Network ShutdownからのUPSへのシャットダウン命令自体を無視します。
※本UPSのシャットダウンシーケンスへの移行をせずに停電状態が継続する限りバッテリー運転し、バッテリーが尽きた場合にUPSが停止します。
設定画面 [ Configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Restart when power is restored に設定します。
・ シャットダウンプロセス終了時UPSをOFFにする場合
設定画面 [ Configuration ] → [ Shutdown ] → PowerChute Shutdown Parameters → On-Battery Shutdown Behavior: の設定を Turn off Stay off に設定します。
【注意事項】
・表1では Restart when power is restored を選択している場合のシーケンスです。
・Turn Off Stay Off に設定した場合、UPSはシャットダウンプロセス終了時 Turn Off となり、電源障害復旧後にUPS自身は自動起動しません。
UPSを起動する為には手動で電源ボタンを押す、又は Network Management Card 等から TurnOn する必要がございます。
・Ignore PCNS shutdown commandsを選択した場合、PowerChute Network ShutdownからのUPSへのシャットダウン命令自体を無視します。
※本UPSのシャットダウンシーケンスへの移行をせずに停電状態が継続する限りバッテリー運転し、バッテリーが尽きた場合にUPSが停止します。
5. Minimum Battery Capacity / Return Delay
電源障害によるシャットダウンの後、UPSをオンする為に必要な最低限のバッテリ容量、待機時 間をカウントします。電源障害発生時、復電しても再度電源障害が発生する事を想定した場合、バッテリ充電容量が下がっている状態でUPSとOSを再起動さ せると、再度電源障害が発生した際に、OSのシャットダウン途中でUPSのバッテリが尽きてしまう事も考えられます。これを防止する為に、一定容量充電さ れるまでUPSを起動しないように設定する事が可能です。
[設定方法]
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → End of Shutdown → Minimum Battery Capacity: に充電容量を % で設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → End of Shutdown → Return Delay: に待機時間を秒で設定します。
[設定方法]
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → End of Shutdown → Minimum Battery Capacity: に充電容量を % で設定します。
設定画面(図1) [ Configuration ] → [ Shutdown ] → End of Shutdown → Return Delay: に待機時間を秒で設定します。
図1. 設定画面 [ configuration ]→[Shutdown] の画面 |