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Smart-UPS RT (SURT, SURTA, SURTDシリーズ) 前面パネルのLED概要

Smart-UPS RTシリーズの前面パネルのLEDの図解とその詳細を説明しています。

【対象製品】

・ Smart-UPS SURTDシリーズ  [販売中]
SURTD6000RMXLJP3U

・ Smart-UPS SURTAシリーズ  [販売終了製品]
SURTA1500XLJ, SURTA2400XLJ

・Smart-UPS SURTシリーズ  [販売終了製品]
SURT5000XLJ, SURT8000XLJ, SURT10000XLJ,



01
図1. 前面パネルのLED表示


Smart-UPS RTシリーズの前面パネルのLED表示についての概要について

1 負荷状態LED (緑 5個)
001 負荷機器が使用中の電力を表示します。
表示はUPSの最大出力容量に対し5つのLED点灯を上限とし、
接続している負荷機器の電力消費状態によって随時LEDの点灯する数が変化します。

常時4つもしくは5つ点灯している場合には瞬間的、慢性的に過負荷になる可能性が考えられます。
その場合には接続している負荷機器を減らすなど、負荷の電力容量を減らして運用いただくことを推奨いたします。


2 オンライン運転中LED (緑)
002 UPSが負荷機器に商用電源をダブルコンバージョンを通じて負荷機器に電源を供給している間、点灯します。
通常時はオンライン運転を行い、このLEDが点灯となります。


3 バッテリ運転中LED (橙)
003 UPSがバッテリから電力を供給している間、点灯します。
この間アラーム音が30秒毎に警告音が4回鳴ります。入力電源側に何らかの電源障害が発生していることが考えられます。
バッテリー運転が続く場合には、UPSのバッテリーが尽きる前に負荷機器を停止してください。


4 バイパスLED (橙)
004 バイパスモードにて電源を供給している間、点灯します。
バイパスモードは接続された負荷機器に対し直接商用電源が供給している状態となります。
バイパスモードには装置背面の手動バイパススイッチ、もしくアクセサリを通じコマンドにて切り替えた場合と
UPSにて内部エラー、過負荷を検知し自動で移行する場合があります。
バイパスモード中に入力電源に電源障害が生じた場合にはバッテリを経由していないことから負荷機器はUPSからの電源保護を受けることができません。
内部障害LEDが点灯してのバイパスLED点灯の際には速やかに使用を中止してください。


5 過負荷状態LED (赤)
005 UPSに接続されている装置がUPSの最大容量を超えると点灯します。
オンライン中での過負荷を検知した場合にはバイパスモードに切り替わり、バッテリ運転中での過負荷検知の際にはUPSは即時出力を停止します。
負荷機器を減らし、最大消費電力がUPSの最大容量を超えないように機器を接続してください。


6 内部障害LED (赤)
006 UPSが内部異常を検知した際に点灯となります。
こちらのLEDが点灯した場合には速やかにUPSの使用を止め、弊社にご連絡ください。


7 要バッテリ交換LED (赤)
007 点灯の場合:UPSがバッテリが劣化を検知すると点灯します。
バッテリ充電LEDが5個点灯するまで充電を行なった上でセルフテストを行った場合で点灯する場合、期待されたバックアップは取れません。
早急にバッテリ交換等、対応が必要となります。

点滅の場合 : バッテリが未接続の場合に点滅。
バッテリのコネクタが外れている、もしくはバッテリが著しく劣化し電圧が不十分であることが考えられます。

バッテリには寿命があり、バッテリのコンディションはUPSのバックアップ時間に影響します。バッテリ交換LEDの点灯の有無に関わらず、バッテリは定期交換により寿命が向かえる前にご交換ください。

[定期交換] APC UPS バッテリーの定期交換について


8 バッテリ充電LED/商用電源電圧LED (緑 5個)
008 現在のバッテリ充電量をパーセンテージで表示します。
96%以上(*1)の充電状態で全てが点灯し、通常オンバッテリの直後でない場合には5つすべて点灯となります。

点滅の場合:
現在の負荷容量とバッテリ充電容量から算出したランタイムがUPSローバッテリ信号時間を満たせないことを示します。
バッテリ運転中にこの点滅の状態の場合には短い断続音を鳴らします。
バッテリによるバックアップ時間が残りわずかとなりますのでバッテリ運転中の警告の際には速やかに負荷機器を停止下さい。
ランタイムとは現在の負荷容量とバッテリ容量から算出した予想されるバックアップ時間であり、ローバッテリ信号時間はバッテリ容量低下警告時間のことを示します。
このローバッテリ信号時間はUPS内部に保存されておりデフォルトで2分、またはソフトウェア、アクセサリのNetwork Management Cardにて変更した任意の時間となります。

また、本LEDはオン/テストボタンを押した状態で入力側商用電源電圧を観測でき、その際の表示により大まかな電圧を確認することが可能です。


スリープ状態
009 中央の6個のLEDが左右揃って、上から順もしくは下から順にスクロールで点灯する場合はスリープ状態であることを示します。
スリープ状態とはソフトウェア、アクセサリからのスケジュールにてUPS出力がOffからOnなるまでの期間もしくは電源障害からOSシャットダウン後電源復旧を監視している期間のUPSのモードとなります。


その他
複数の相容れない機能のLEDが点滅、点灯している場合には故障を示している可能性があります。
マニュアルのトラブルシューティングにて相当するLEDの状態がないか確認のうえ、弊社にお問い合わせ下さい。

A: オフボタン
UPSを停止します。オフボタンを押しますと即時、負荷機器側の電源も供給を停止します。コンピュータを接続されている際にはあらかじめ機器をシャットダウンした上で停止してください。
また、アクセサリを追加する場合、UPSを長期保管する際には入力コンセントを抜く、もしくは入力ブレーカをオフにした上で再度オフボタンを長押し、完全停止(ブレインオフ)してください。
完全停止を行わない場合にはバッテリにて内部回路に電力を供給しておりますのでバッテリの電力を消費しております。

[ブレインオフ] Smart-UPS (SU, SUAシリーズ), Smart-UPS RTシリーズ ブレインオフの手順

B: オン/テストボタン
UPSを起動します。オンライン運転中に本ボタンを数秒間押し続けることでセルフテストを実行します。
セルフテストに移行しますとオンライン運転中LEDが点滅、バッテリ運転中LEDが点灯し約10秒でテストが終了します。
セルフテスト時はそのテストを行うためにバッテリ運転に切り替わります。また、その間にこのボタンを押している間、入力側商用電源電圧をバッテリ充電LED/商用電源電圧LEDにて表示します。

(*1) 機種により数値は異なります。

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