このページでは、PowerChute Network Shutdown for Virtualization v3.1, v4.xで、
[Virtual Machine Startup], [vApp Startup]の設定値がNetwork Management Cardの
Power Off Delay時間に反映される動作について説明しています。
【対象製品】
PowerChute Network Shutdown for Virtualization v3.1
PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.x
【環境】
サポート対象バージョンのVMware ESXi
【概要】
PowerChute Network Shutdownで設定した [ Virtual Machine Startup ], [ vAPP Startup ] の [ Duration ] 値により、
Network Management Cardで設定した [ Power Off Delay ] の値が自動調整されます。
Virtual Machine/vApp Startupが進行中にクリティカルイベントが発生した場合、
PowerChute Network Shutdownはシャットダウンシーケンスの開始前にVirtual Machine/vApp Startup遅延時間の間待機します。
この場合、仮想マシン(VM)が不適切にパワーオフしないことを考慮してこのような仕様としています。
PowerChute Network Shutdown設定のVM Shutdown Duration, vApp Shutdown Duration, VM Startup Duration,
vApp Startup Duration等の設定時間が長い場合、バッテリー残量を使い果たす可能性があるため、注意して設定してください。
【Power Off Delay計算方法】
以下のようにPower Off Delayが計算されます。
- コマンドファイル実行時間
- [ Virtual Machine Shutdown/Startup ] > [ Duration ] の項目
- [ vApp Shutdown/Startup ] > [ Duration ] の項目
- [ vCenter Server VM Shutdown Duration ] の項目
- 70秒(PowerChuteクライアントOSシャットダウン用の固定値)
上記、1〜5を全て合計し、分単位に換算し、秒単位の端数を分単位に切り上げたものが、
Network Management Cardの [ Power off Delay ] の最小値となります。