【はじめに】
・ SRT5KXLJ用拡張バッテリー (型番: SRT192BPJ),
・ SRT8KXLJ, SRT10KXLJ用拡張バッテリー(型番: SRT192BP2J)
の交換用バッテリーキットは
拡張バッテリー1台あたり 型番: APCRBC140J ×2式 (バッテリーモジュール 4本) 必要です。
作業にはバッテリーモジュールを留めているネジを外すためにプラスドライバーが必要となります。あらかじめご用意ください。
バッテリーモジュールは高電圧から絶縁されているため、バッテリーの交換は安全です。
その他、作業上の注意点 や ホットスワップによるバッテリー交換について などページ下部に記載しておりますのでご確認ください。
● 製品外観
拡張バッテリー写真: SRT192BPJ SRT5KXLJ用拡張バッテリー | バッテリー写真: APCRBC140J 交換用バッテリーキット (2本入り) ×2式 *1 |
*1 SRT192BPJ (SRT5KXLJ用拡張バッテリー), SRT192BP2J (SRT8KXLJ, SRT10KXLJ用拡張バッテリー)には、
計4本のバッテリーモジュールが必要になります。
交換にあたって、型番: APCRBC140J x2式 計4本用意してください。
【バッテリー交換手順】
● バッテリーの取り外し
1. 交換用バッテリーキット(型番: APCRBC140J) の 2つの箱から 計4本つのバッテリーモジュールを取り出します。
2. フロントベゼルを外します。
3. バッテリーカバーの 4つのネジを外します。
4. バッテリーカバーを開け、バッテリーコネクターを 4箇所外します。
5. バッテリーモジュールのハンドルをしっかり持って、バッテリーモジュールをゆっくりと装置内部から半分ほど引き出します。
次いで、バッテリーモジュール底面をしっかりと持って、UPS内部からバッテリーモジュールを取り出します。
バッテリーモジュールは4つあり、1本ずつ上記作業で取り出してください。
6. 取り出した古いバッテリーモジュールを梱包箱に梱包します。
(交換用バッテリーキットの箱は処分せずご使用済みのバッテリーの輸送にご利用ください。)
● 新しいバッテリーの装着
7. バッテリーモジュールを内部の取り付け溝に沿って、静かにスライドさせ挿入します。
交換用バッテリーキットには 2個のバッテリーモジュールが梱包されています。同じ箱から取り出したバッテリーモジュールはとなり同士に挿入する必要があります。
* 同じ箱から取り出したバッテリーモジュール2個をとなり同士に挿入しない場合、
バッテリーの寿命が通常よりも短くなる場合があります。
8. バッテリーコネクター 4箇所を本体のコネクターに接続します。
接続した後コネクターがしっかりと挿入されていることを確認してください。
9. バッテリーカバーを閉じ、バッテリーカバーの 4つのネジを止めます。
10. フロントベゼルのフック(爪) が取り付け溝に挿入されていることを確認しながら、フロントベゼルをゆっくりとはめます。
【バッテリー交換後の操作】
バッテリー交換された日を設定、更新するまで 交換が必要です のメッセージは消えません。 |
● 交換日の設定
A. UPS本体メニューでのバッテリー交換日設定
本体メニューからバッテリー交換日付を設定してください。
上下の矢印のボタンを使い [メインメニュー] → [設定]
→ [バッテリー] → [インストール日付: 電池パック x, RBCx/x ] を選択し、
交換した年月を設定します。
UPS本体のバッテリーは "内部バッテリ"、拡張バッテリーは "電池パック" の項目で表示されます。
拡張バッテリーは電池パック 1, 電池パック 2と接続されている数だけ表示されますので、
交換されたら、各電池パックのインストール日を更新、設定してください
[備考]
UPS本体で設定した日付が反映, 更新されない場合の対処方法:
ディスプレイのリセットをお試しください。UPSの出力には影響しません。
ディスプレイリセット方法
液晶パネルから上ボタンを長押し後に上ボタンを押したまま下ボタンを押した状態で両方のボタンを10秒程度押し続けます。
液晶パネルに"APC"と表示されたら、上下ボタンを離します。
B. ネットワークインターフェイスでの設定方法
UPS搭載のNetwork Management Card のWebインターフェイスで設定ができます。
1. Network Management Card にアクセスします
2. ステータス (Status)▼ - バッテリー システム (Battery System) の画面を開きます
3. 拡張バッテリーの設定の場合には、 "バッテリー パック 1 (Battery Pack 1)" をクリックします。
4. 取り付け日のバッテリーカートリッジ1, バッテリーカートリッジ2のそれぞれの項目に対して、
バッテリーを交換した日付を入力し、適用 (Apply) ボタンを押下します
拡張バッテリーは最大10台まで接続できます。複数台の拡張バッテリーが接続されている場合には、
上記の3.で "バッテリー パック 2 (Battery Pack 2)" , "バッテリー パック 3 (Battery Pack 3)"が
リストアップされていますので、バッテリー交換を行った拡張バッテリーについて、
それぞれ、手順4の取り付け日を入力、反映してください。
バッテリー交換手順は以上です。交換後のバッテリーは、拡張バッテリーは1台あたり満充電まで約6時間かかります。
UPSの入力電源が来ていれば、出力オフ時でもバッテリーは充電されます。
バッテリー交換手順は以上となります。
----------
【ホットスワップでのバッテリー交換について】
本モデルは ”ホットスワップ(UPS本体の電源ONのまま)でのバッテリー交換が可能” です。
拡張バッテリーの内蔵バッテリーキットを外しているあいだ、万一電源障害が発生した場合はUPS本体のバッテリーより電源供給をいたします。
このため、UPS本体のバッテリー充電が十分であることを確認いただき、拡張バッテリーのバッテリー交換をおこなってください。
【ご注意】
・本モデルのバッテリーモジュールは1個で約18kgとなります。重量物ですので、お取り扱いには十分注意して2人以上で作業をおこなってください。
・本体を運搬する際は機器を水平に保ち移動してください。
【交換後の使用済みバッテリーについて】
・交換後の使用済みバッテリーについては、弊社で承っております。
送料元払い(お客様負担)となりますが、事前の申し込みや処理費用は不要です。
購入したバッテリーキットの梱包箱は捨てずに取り外したバッテリーの送付時にご利用ください。
参考: APC UPS 使用済みバッテリー発送方法
【参考】
・ファイルでの入手を希望の場合は仕様書にも記載があります。
対象UPSの仕様書をダウンロードし、”バッテリー交換”の項目をご確認ください。
参考: APCブランド UPS各製品 仕様書のリンク