EcoStruxure ITでDevice Communication Alartが検出された場合の対応方法を説明します。

【対象サービス】
本操作は以下サービスをご利用のお客様に対して有効です。
・ EcoStruxure Asset Advisor (以下 EAA)
・ EcoStruxure IT Expert
・ EcoStruxure IT Free


【Device Communication Alertとは】
EcoStruxure IT Gateway (以下 ゲートウェイ)は定期的に接続対象のデバイスに対してセンサー情報のポーリングをしています。
この通信で問題が発生した場合に、Device Communication Alertとして検出されます。


【アラームメッセージの例と対応方法】
Device Communication Alertにはいくつかの種類があり、それぞれ対応が異なります。

1.
Device Communication Alert
The UPS "<デバイス名>" is not responding.

本アラームはデバイスと通信ができなかった場合に発生します。

[対処方法]
・ デバイスおよびデバイスのネットワーク機能が正しく動作しているかをご確認ください
・ ネットワークケーブルが正しく接続されているかをご確認ください

2.
Device Communication Alert
The "<デバイス名>" with identifier "<シリアル番号>" is no longer at ["<ＩＰアドレス>"].
A new device has been detected at that address.

本アラームはデバイスと通信時に登録時のシリアル番号と異なる際に発生します。
例えば、デバイスを交換後に以前の装置と同じIPアドレスを使った場合に発生します。

[対処方法]
EcoStruxure ITに接続しているデバイスを交換した場合には、
つぎのFAQコンテンツに従ってデバイスの再登録してください。
EcoStruxure IT Gatewayに接続している機器を交換した際の設定方法について確認したい


3.
Device Communication Alert-The UPS "<デバイス名>" is responding slowly to polling.

本アラームはデバイスへのポーリングが設定時間内に返ってこないことが繰り返された場合に発生します。

[対処方法]
・ ゲートウェイがポーリングする間隔を見直します
・ ゲートウェイがポーリングしているデバイスの数を減らします
・ ゲートウェイが動作するサーバのCPU とメモリを追加します
・ ネットワーク遅延の問題を調査するか、ゲートウェイをデバイスと同じローカル エリア ネットワーク (LAN)上に配置します

公開先: Schneider Electric 日本