酪農の生産量に変革をもたらす

• 世界規模：フォンテラはニュージーランドの乳製品製造企業で、世界中に顧客を抱えています。フォンテラは多数の酪農協同組合や農場から成る企業で、安定した生産を維持するため、さまざまな要因を考慮しながら、自然災害にも対処していく必要があります。そのため、フォンテラはニュージーランドの乳製品業界を把握し、かつ世界的に実績のある技術パートナーを探していました。

• 衛生、品質、鮮度に求められる高い水準：牛乳は生産にスピードが要求される製品で、厳しい安全・品質基準をクリアする必要があります。また、生産設備の故障や出荷の遅れ、管理不備が原因で、生産した牛乳が無駄になることもあります。そのため、フォンテラが必要としていたのは、信頼関係を築けるだけでなく、トラブル発生時のリスク管理もできるサプライヤーでした。

• 産業効率と環境負荷：同時にフォンテラがパートナーに求めていたのは、生産性を向上させることで、環境に優しく、将来にわたって持続可能なビジネス手法を確立するというビジョンでした。

EcoStruxureによって効率性と信頼性を実現

アプリ、アナリティクス、サービス：サービスとサポート - ライフサイクル管理を備えたトータルソリューション、SCADAソフトウェア接続
コネクテッド製品：駆動装置、モーター制御、中・低電圧配電、照明制御、C-Bus、UPS、配線アクセサリー

• 効率性をさらに高める包括的ソリューション：フォンテラは中小の酪農協同組合の集合体だった頃から、シュナイダーエレクトリックと長年にわたって関係を築いています。ローカル、グローバルのどちらの規模でも活用できる、包括的製品・ソリューションをフォンテラに提供したことは、当社にとっては自然な流れでした。配電設備を改善・統一し、生産性を高めることに成功しました。
 
• グリーンフィールドプロジェクトに精通した専門スタッフ：通常の生産設備に加え、フォンテラは当社の支援を受けて基幹設備を拡大。ダーフィールドという名の大規模乳製品加工工場を新設しました。これまでの大規模投資計画はすべて既存の設備が存在する工場だったため、フォンテラにとって初めてのグリーンフィールドサイト（新規工場）となりました。

• ダーフィールド工場設立は、素晴らしい成果をもたらしました。ダーフィールド2という名称の加工設備は、1日に420～440万リットルの牛乳を使用し、1時間当たり30トン超の全脂粉乳を生産できるようになったのです。

• 酪農協同組合の小さな集合体から、世界最大で最も生産効率の高い乳製品工場へと成長するまで、フォンテラはシュナイダーエレクトリックとともに歩みつづけました。その長期的な信頼関係が大きなメリットだったとフォンテラは感じています。シュナイダーエレクトリックがフォンテラとともに歩んできた歴史は長く、その協力関係はフォンテラの成長とともに今後も続いていきます。

主な要因

• フォンテラは、ニュージーランド最大の乳製品製造会社、および世界最大の乳製品輸出企業
• ダーフィールドは、フォンテラにとって初めてのグリーンフィールドサイト
• ダーフィールドは世界最大、かつ最も生産効率の高い乳製品工場
• ダーフィールド2の乾燥機は、1日に420～440万リットルの牛乳を使用
• ダーフィールド2は、1時間当たり30トン超の全脂粉乳を生産可能
• SENZの売上高の5%は、フォンテラの売上