Smart-UPS LCD シリーズ, Smart-UPS X SMXシリーズのディスプレイ インターフェースのメニュー、
"Advancedモード"で表示されるLogs (ログ)の項目についての説明です。
Menu Typeにて "Advanced" に設定されている場合での表示項目の説明となります。
Logs (ログ)で、Xfer Event (キリカエ イベント) にて過去10件のバッテリー運転や出力停止、
セルフテストの実行とその解除理由、Fault Eventで故障理由の記録が確認可能です。
メインメニューから前面パネルの操作ボタンの上下キーで、Logs (ログ)をエンターキーにて選択、
∨キーにて各項目の状態が以下の順に表示されます。
SMT, SMXシリーズの LCD, 操作ボタン配置 | SMT1200RMJ1Uの LCD, 操作ボタン配置 |
項目 | 表示例 (英語) | 表示例 (日本語) | 内容 |
切り替えイベント | Xfer Events 1: xxxxx | キリカエ イベント 1: xxxxx | バッテリー切替イベント内容 |
故障イベント | Fault Events 1: xxxxxx | コショウ イベント1: xxxxx | 故障イベント内容 |
【主な切り替えイベント (Xfer Event) 】
イベント表示 | イベント内容 |
[作動理由] | |
Self Test (セルフテスト) | セルフテストにおけるバッテリー運転 |
Local UI Command (ローカルUI コマンド) | フロントパネルスイッチによる出力停止、リブート等 |
Protocol Command (プロトコルコマンド) | PowerChute, Network Management Cardの操作よる切り替え |
Distorted Input (ニュウリョクヒズミ) | 入力電源波形の歪み検出してのバッテリー運転 |
Rate Of Change (シュンジヘンドウ) | 短時間電圧変化を検出してのバッテリー運転 |
[解除理由] | |
Test Ended (テスト シュウリョウ) | セルフテスト終了のオンライン運転 |
Acceptable Input (Input カイフク) | 入力電源の正常性確認後のオンライン運転 |
Error Cleared (エラークリア) | 障害復旧を検出してのオンライン運転への切り替え |
【備考】
・UPSでは常時、入力電源の波形等から電源異常を検知し、瞬時にバッテリ運転に切り替わり負荷機器を電源保護します。
一般的な"停電"についてもUPS上では電源が途絶えてから切り替わるのではなく、
瞬間的なDistorted Input (入力波形歪み)、Rate Of Change (瞬時電圧変動)において切り替わり、ログとして記録されます。
・最新のログはXfer Events 1、Fault Events 1(キリカエ イベント 1、コショウ イベント1)に記録され、
最大10個ロギングされます。
記録上はXfer Events 10、Fault Events 10となります。
11個目のログは、1個目にロギングされ10個目のログから削除されていきます。
・ メインメニュー
Smart-UPS LCD (SMT, SMXシリーズ) ディスプレイ メニュー [Main・メイン]