Smart-UPS LCD SMTシリーズ, Smart-UPS X SMXシリーズの警告音(アラーム音)の種類とその内容の説明です。
Smart-UPS LCD SMTシリーズ, Smart-UPS X SMXシリーズではバッテリー運転を知らせる2種類とバッテリーの交換時期、
バッテリーの未接続、過負荷状態の警告が用意されています。
そのアラームの種類とそのアラームの際の確認するLEDと警告内容についての説明です。
警告音の種類
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以下、これら警告音の音の種類と示す内容となります。下図、オレンジの点がアラーム音、種類を示します。
1. バッテリー運転
アラーム音 : 30秒おき 0.5秒間隔で4回 (バッテリー運転: ピッ,ピッ,ピッ,ピッ の後、30秒間 無音 の繰り返し) |
・点灯するLED : バッテリー運転中LED点灯
・アラーム内容 : バッテリー運転
UPSがバッテリー運転に切り替わり、電源を出力している状態です。
入力の商用電源において停電、ノイズ等の何らか電源障害をUPSが検知したことでバッテリーから電力を供給しています。
入力の商用電源において停電、ノイズ等の何らか電源障害をUPSが検知したことでバッテリーから電力を供給しています。
・対処方法
入力電源になにかしらの電源障害が発生していることが考えられます。
停電、またはノイズ、電圧低下など電源障害を検知することで、
UPSはバッテリー運転に切り替え負荷機器に安定した電源を供給します。
頻繁にUPSがバッテリー運転に切替る環境ではUPSが必要なバッテリー容量を蓄積することができない場合があります。
その際にはバッテリー運転の作動時間、頻度や時間帯で電源障害を引き起こしている原因をつきとめ
UPSの入力電源が安定するように商用電源の見直し、感度設定の変更が必要です。
* SMT3000RMJ2Uを機器背面に入力ブレーカがあり、ブレーカーがOffになっていると入力電源がUPSに来ません。
この入力ブレーカがONになっていることを確認してください。
停電、またはノイズ、電圧低下など電源障害を検知することで、
UPSはバッテリー運転に切り替え負荷機器に安定した電源を供給します。
頻繁にUPSがバッテリー運転に切替る環境ではUPSが必要なバッテリー容量を蓄積することができない場合があります。
その際にはバッテリー運転の作動時間、頻度や時間帯で電源障害を引き起こしている原因をつきとめ
UPSの入力電源が安定するように商用電源の見直し、感度設定の変更が必要です。
* SMT3000RMJ2Uを機器背面に入力ブレーカがあり、ブレーカーがOffになっていると入力電源がUPSに来ません。
この入力ブレーカがONになっていることを確認してください。
2. ローバッテリー
アラーム音 : 0.5秒間隔で連続 (バッテリー運転中にピッ,ピッ,ピッ,ピッ,ピ・・ 細かな断続音) |
・点灯、点滅するLED : バッテリー運転中LED点灯
・アラーム内容 : ローバッテリー状態
UPSがバッテリー運転が継続することでバッテリーの容量が低下して、
残り残量わずかになると(Low Battery)、アラーム音が連続の断続音に変わります。
UPSがバックアップのためにバッテリー運転をするなかでバッテリーを消費することによって、
バッテリーの容量が低下しますが、バックアップのために必要とする設定された時間を
満たせなくなった状態をローバッテリーと定義しております。
この警告音はローバッテリーの状態を検知したことを示しています。
この警告が発せられますとバッテリーによるバックアップがまもなく終了、停止します。
・対処方法 残り残量わずかになると(Low Battery)、アラーム音が連続の断続音に変わります。
UPSがバックアップのためにバッテリー運転をするなかでバッテリーを消費することによって、
バッテリーの容量が低下しますが、バックアップのために必要とする設定された時間を
満たせなくなった状態をローバッテリーと定義しております。
この警告音はローバッテリーの状態を検知したことを示しています。
この警告が発せられますとバッテリーによるバックアップがまもなく終了、停止します。
電源障害が継続していることで、UPSはバッテリ運転を続きますが、
バッテリ容量の容量がわずかとなり、まもなく出力が停止することを警告しています。
商用電源を回復させるか、直ちに接続している負荷機器を停止してください。
この状態の場合になるとUPS電源管理ソフトウェア(PowerChute)をインストールしたコンピューターは
設定にかかわらずシャットダウンシーケンスに移行し、OSシャットダウンを実行し、安全に停止させます。
バッテリ容量の容量がわずかとなり、まもなく出力が停止することを警告しています。
商用電源を回復させるか、直ちに接続している負荷機器を停止してください。
この状態の場合になるとUPS電源管理ソフトウェア(PowerChute)をインストールしたコンピューターは
設定にかかわらずシャットダウンシーケンスに移行し、OSシャットダウンを実行し、安全に停止させます。
3. 要バッテリー交換
アラーム音 : 5時間おき 0.25秒間隔で1分間 (ピッ,ピッ,ピッ,ピッ,ピ・・ 細かな断続音を1分間、5時間周期) |
・点灯するLED : 要バッテリー交換LED点灯
・アラーム内容 : 要バッテリー交換
UPSのセルフテスト時にバッテリーの劣化を判断し、不合格になると要バッテリー交換LEDが点灯し、5時間おきに1分間のアラームを鳴らします。
・対処方法
セルフテストはUPSの電源投入時ならびにデフォルトで2週間に一度自動で実行されます。
このセルフテストでバッテリーの劣化を検知した場合には5時間周期でアラームで警告します。
バッテリー充電が100%の状態にて、再度セルフテストを行っても点灯する場合には、
電源障害時に期待されたバックアップを確保出来ない状態と考えられます。
早急にバッテリー交換等の対応が必要となります。
バッテリーには寿命があり、バッテリーのコンディションはUPSのバックアップ時間に影響します。
確実な運用を行うためにUPSのバッテリーは、バッテリー交換LEDの点灯の有無に関わらず、
定期交換により寿命を迎える前にご交換ください。
このセルフテストでバッテリーの劣化を検知した場合には5時間周期でアラームで警告します。
バッテリー充電が100%の状態にて、再度セルフテストを行っても点灯する場合には、
電源障害時に期待されたバックアップを確保出来ない状態と考えられます。
早急にバッテリー交換等の対応が必要となります。
バッテリーには寿命があり、バッテリーのコンディションはUPSのバックアップ時間に影響します。
確実な運用を行うためにUPSのバッテリーは、バッテリー交換LEDの点灯の有無に関わらず、
定期交換により寿命を迎える前にご交換ください。
4. バッテリ未接続
アラーム音 : 2秒間隔 継続 (ピッ, ピッ, ピッ, ピッ, ピ・・ 2秒間隔、 要ー交換LED点滅) |
・点滅するLED : 要バッテリー交換LED点滅
・アラーム内容 : ー未接続
バッテリーのコネクタが物理的に外れている状態が考えられます。
バッテリー運転でバックアップできない状態のバッテリーの性能低下の場合にもバッテリー未接続のアラームで警告します。
バッテリー運転でバックアップできない状態のバッテリーの性能低下の場合にもバッテリー未接続のアラームで警告します。
・対処方法
バッテリーコネクタをご確認ください。
また、バッテリーの性能が低下し、電圧が保てない場合にもUPSがバッテリー未接続と判断します。
バッテリーの接続に問題がない場合にはバッテリー交換等の対応が必要となります。
バッテリー交換の際にバッテリーを取り外した際にも、その間はこのアラーム、警告を発します。
また、バッテリーの性能が低下し、電圧が保てない場合にもUPSがバッテリー未接続と判断します。
バッテリーの接続に問題がない場合にはバッテリー交換等の対応が必要となります。
バッテリー交換の際にバッテリーを取り外した際にも、その間はこのアラーム、警告を発します。
5. 異常検知
アラーム音 : 連続音 (ピッーー 連続音、 内部故障LED点滅、点灯) |
・点滅・点灯するLED : 内部故障LED
・アラーム内容 : 内部故障LED点滅時: Warning Status、 内部故障LED点灯時: Fault Status
UPSが異常を検知したことで警告を発している状態、もしくは出力を停止した状態を示します。
・対処方法
メッセージ内容を確認のうえ、負荷機器を外して、UPSの使用を中止してください。
5-1. 異常検知 - 過負荷の場合 (UPSの仕様を超えた接続):
UPSに接続されている負荷装置がUPSの最大出力容量を超えている場合にアラームが鳴ります。
オンライン運転中に接続されている負荷がUPSの仕様を超えた場合にはOverload(カフカ)の表示とともに連続アラーム音により警告します。
UPSの故障に繋がることから、直ちに負荷機器を減らす、外すなどの対処を行ってください。
また、過負荷の状態でバッテリー運転になった場合にはUPSは装置故障を回避するために直ちに停止します。
この場合、Fault State : Power Overloadを表示し、停止します。
オンライン運転中に接続されている負荷がUPSの仕様を超えた場合にはOverload(カフカ)の表示とともに連続アラーム音により警告します。
UPSの故障に繋がることから、直ちに負荷機器を減らす、外すなどの対処を行ってください。
また、過負荷の状態でバッテリー運転になった場合にはUPSは装置故障を回避するために直ちに停止します。
この場合、Fault State : Power Overloadを表示し、停止します。
オンライン運転LED点灯 内部故障LED点滅
・対処方法
負荷機器を数を減らし、最大消費電力がUPSの最大出力容量を超えないように機器を見直して下さい。
接続している負荷が少ないにも関わらず、このアラームで機器停止した場合、負荷機器を接続してない状態において、
本警告音が継続して発生している場合には商用電源の電圧不足、内部故障等が考えられることよりUPSの使用を中止して、弊社にお問い合わせください。
接続している負荷が少ないにも関わらず、このアラームで機器停止した場合、負荷機器を接続してない状態において、
本警告音が継続して発生している場合には商用電源の電圧不足、内部故障等が考えられることよりUPSの使用を中止して、弊社にお問い合わせください。
6. その他
アラーム音 : 1回
UPS本体の正面パネルのオンボタン/オフボタンで電源のオン/オフを行う際に(短時間)1回音が鳴ります。
ソフトウェア、アクセサリのNetwork Managemant Cardよりアラームテストを行った場合にテスト動作音として 全LEDを点灯させ、2秒間アラーム音を鳴らします。
警告音について:
Smart-UPS LCD SMTシリーズ, Smart-UPS X SMXシリーズでは、警告音の有無を本体で設定可能ですが、
警告音はUPSの状態を通知する大切な手段のひとつとなりますので、オフにせずに運用いただくことを推奨いたします。
本体の警告音設定は、Menuより "Configure" - "Audible Alarm"にて設定可能です。
Onにしておくことで上記の警告音が発せられます。
ソフトウェア PowerChute やオプションカードのNetwork Management Card, Dry Contact I/O SmartSlot Cardなどで
イベント通知を設定していることでアラーム音が不要な場合などの場合に限り、Mute機能を使用してください