Smart-UPS VTシリーズにて検出する、system not synchronized to bypassについての説明です。
Smart-UPS VTシリーズにて
1.定格入力電圧200V/208Vに対し、バイパス入力電圧が定格電圧の±10%を越えた場合
2.入力周波数が許容周波数を越えた時
のいずれかに該当する場合に" system not synchronized to bypass "を検出、表示します。
保守バイパスに移行出来ないことを通知するアラートメッセージとなり、
本体内部の障害ではありません。
【警報復帰の条件】
入力電圧および周波数が仕様範囲に収まることで復帰します。
なお、設定変更によりアラートを復帰できる場合があります。
【設定の変更方法】
PowerViewのStatus画面より、現在の入力電圧および設定値を確認し、変更することができます。
変更に伴う運転への影響はありません。
PowerViewトップ画面より
(1) Setupへ移動し、リターンキーを押す
(2) Settingメニュー内、Systemへ移動し、リターンキーを押す
(3) Freq. Range(同期範囲)へ移動し、リターンキーを押す
(4) 設定値を+/-10Hzに変更する
(5) Escキーを押し、一つ前の画面に戻り、Slew rate(スルーレート)が規定値より低い値で設定されていないか確認
規定値は、それぞれ以下の設定となります。
Freq. Range | +/- 3 Hz |
Slew rate | 1 Hz/sec |