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PowerChute Network Shutdown v4.3以降 Dell EMC VxRailのサポート構成について

このページはPowerChute Network ShutdownによるDell EMC VxRailのサポート構成について説明しています。


【対象製品】
・ソフトウェア
PowerChute Network Shutdown for Virtualization v4.3以降
PowerChute Network Shutdown for Virtualization v5.x

・UPS
Smart-UPS SMT, SMX, SRTシリーズ


【システム環境】
Dell EMC VxRailシリーズ(VMware ESXi 6以降)


【PowerChuteによるシャットダウン】
単体 もしくは複数のSmart-UPSによってVxRailサーバが保護されている構成で、
PowerChute Network ShutdownはvCenter Serverと通信を行うことで仮想マシンを制御します。
電源障害の際、UPSから停電信号を受け取ったPowerChuteは、すべての仮想マシン、
そしてvCenter Server(PSCが分離されている場合は、その後にPSC)の順に停止し、
各ESXiホストをメンテナンスモードに移行後、ホストのシャットダウンを行います。
UPSにより電源保護されているすべてのシステムの停止後、UPSの出力が停止します。


01

また、PowerChute Network Shutdown (v4.4以降)ではオプションにより、
vSAN設定のFTT(フォルトトレーランスしきい値)を超えたホストに電源障害が発生したときのみ
シャットダウンを実行するように設定することが出来ます。


【PowerChuteの展開先について】
Dell EMC VxRailはvCenter Serverによって管理されるvSANクラスターを構成します。
PowerChuteは各クラスターノードにインストールする必要はなく、クラスター内外のESXiホスト上に展開な
PowerChute仮想アプライアンス もしくは クラスター外の物理サーバに展開するWindows用アプリケーションを
いずれかの場所にひとつだけインストールします。

注:  VxRail環境において、PowerChute仮想アプライアンスはローカルデータストアに配置は不可,
vSANデータストア もしくは クラスター外部ESXi管理ホスト上に配置します。
また、PowerChute仮想アプライアンスを使用してFTTオプションを使用する場合、
PowerChute仮想アプライアンスはクラスター外部(ESXi管理ホスト もしくは Windows物理サーバー上) に
配置する必要があります。



【サポート構成】
複数のVxRailサーバーとUPSで構成されるシステムのサポート構成については以下を参照してください。


1. 一つのUPSで電源保護をする構成(シングルUPS構成)

02

  • 仮想マシンのvCenter Server(VCSA)およびPowerChute仮想プライアンスはvSANデータストアに配置
  • UPSの電源障害検知により、システムシャットダウン
  • UPSの冗長構成も可能


2. 複数のUPSでグループ化して電源保護をする構成(アドバンスドUPS構成)


(a) クラスター外のESXi管理ノード(管理ホスト)にPowerChute仮想アプライアンスを配置する構成

03
  • 仮想マシンのvCenter Server(VCSA)とPowerChute仮想アプライアンスは管理ノードに配置
  • UPS 1 および UPS 2のいずれかの電源障害で、システムシャットダウン
(UPS 1のみの電源障害の際は、クラスターノードのみシャットダウンすることも可。)



(b) 外部の管理サーバー(物理Windows)にPowerChuteを配置する構成

04
  • vCenter ServerとPowerChuteを外部のWindows管理サーバーに展開
(Windows上でのvCener ServerはESXi 6.5以前の環境に限られます。)
  • UPS 1 および UPS 2のいずれかの電源障害で、システムシャットダウン
(UPS 1のみの電源障害の際は、クラスターノードのみシャットダウンすることも可。)



(c) FTTオプションを使用する構成


05
  • vSANのFTT値に応じ、PowerChuteで同パラメーターを同値に設定します。(この構成では FTT=1)
  • クラスターを構成するホストの電源保護を行うUPS 1, UPS 2,UPS 3のうち、
いずれかの1台の電源障害検知では、保護対象のESXiホストの仮想マシン等のリソースを他のホストへ移行させた後、
そのホストのみメンテナンスモードへ移行します。vSANクラスターは稼働を継続します。
  • さらに別のUPSの電源障害の検知より、FTT値を超えた状態となり、PowerChuteはシャットダウンシーケンスを実行します。
  • また、UPS 4の電源障害検知でクラスターを含めたシステムシャットダウンを実行することもできます。


3. 2ノードvSAN構成


06

  • 2ノード構成では2台のクラスターノードの他に、Witness および vCenterServerが展開される管理ホストで構成されます。
  • PowerChute仮想アプライアンスを管理ホストに展開します。
  • UPS 1 および UPS 2のいずれかの電源障害で、システムシャットダウン
(UPS 1のみの電源障害の際は、クラスターノードのみシャットダウンすることも可。)

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