スループットを最大20%向上
RCL Foods:導入事例の主な数値
ダウンタイムの削減による信頼性の向上
地域のエキスパートによるサポート
PLCの移行から利益を引き出す最初の手順
『Breaking Through the PLC Migration Cost-justification Barrier(PLC移行の費用正当化の壁を突破する)』をお読みください。製造業者や自治体がPLCアップグレードの必要性を評価し、実装に成功できるように作成された、シリーズ最初のホワイトペーパーです。
EcoStruxureについて
EcoStruxureによってどのようにビジネスを成功させられるかについてご覧ください。すべての階層にイノベーションを。
課題
1960年に設立され、ダーバンに本社を置くRCL Foodsは、消費者、製糖、物流の中核3部門に20,000人の従業員を擁しています。クワズール・ナタール州北部にある同社のポンゴーラ工場は、3つの製糖工場のひとつで、総生産量は3工場合わせて年間600,000トンに及びます。ポンゴーラ製糖工場の圧搾区域と結晶化区域を管理する旧式のDCSシステムは、アップグレードの必要性が逼迫していました。1シーズンに33~44回の停電を含む広範なダウンタイム、破損、停止が発生していました。メンテナンスの外部リソースへの依存も、応答が遅く、長時間の生産ロスの原因になっていました。以下を実現するべくRCLの最新化が設計されました。
• アップタイムと信頼性の向上
• スケーラブルで拡張性のあるソリューション
• 操業情報の増加
• 従業員の権限強化による意思決定の改善
• プロセス制御の最適化
• 地域のサポートとエキスパートへのアクセス

ソリューション
EcoStruxure™ Plantによって接続性と効率性を実現アプリ、アナリティクス、サービス: AVEVA産業用ソフトウェア*:System Platform、Historian、Historian Client、InTouch HMI(リモートクライアント)
エッジ制御: Modicon M580 PAC、M340
コネクテッド製品: X80 I/O、ConneXiumネットワークスイッチ、Magelis HMI、Telefast ABE配線インターフェース
• IIoT対応のEcoStruxure Plantソリューション一式、統合ソフトウェアおよび分野のエキスパートによって、ソフトウェアのデータアクセス、可視化、接続性を改善。
• 分散制御システムの最新化:System Platform 2014 R2は、ポンゴーラ製糖工場の圧搾区域と結晶化区域の管理に使用します。両区域はそれぞれ1基のレベル3 M580プロセッサー、X80 I/Oと、複数のABEフィールドインターフェースユニットを使用します。プロジェクトの途中で、対象が拡大し、新しいM580プロセッサーに砂糖ハンドリングシステムが追加されました。その結果、プラントの精製区域を拡張するためのプラットフォームを追加し、施設の最後の旧型DCSも除去することになりました。遠方の変電所につながるファイバーへのNRPリンクとの冗長リングでは、リモートX80 I/Oが使用されました。工場ローカルのディスプレイには、Magelis HMIが使用されました。
• 成功のためのパートナーシップ:IIoT対応のハードウェアおよびソフトウェアの複合ソリューションを提供するため、シュナイダーエレクトリックは、マスターアライアンスシステムインテグレーターパートナー&認定Wonderwareパートナーである、Control Software Solutions (CSS)とパートナー関係を結びました。これは、同社が革新的なカスタムソリューションにおける専門性と、System PlatformおよびSchneider Electric PLCを使用するソリューションの実装に成功してきた実績からです。
* シュナイダーエレクトリックの産業用ソフトウェア事業はAVEVAと合併し、英国上場企業AVEVA Group plcとして業務を行うことになりました。シュナイダーエレクトリックおよびLife is Onの商標は、シュナイダーエレクトリック社の所有物であり、シュナイダーエレクトリック社からAVEVAにライセンスが供与されています。
結果
EcoStruxure Plantを使用し、IIoTの能力に裏打ちされた信頼性と柔軟性の高いオートメーションシステムは、強力な地域のサポートに支えられ、RCLオペレーターの手に制御を戻すことに成功しました。
• プラントのスループットの20%向上• 競争力の改善
• 技術の有効化(プロセス最適化の単純化)
• RIO&Hot Standbyで可用性の高い最新の高性能PLCシステム
• 信頼性の向上によるダウンタイムの削減
• リモート可視性と診断
• 新しいソフトウェア規格による操業情報の改善
• 地域のエキスパートによるサポート
• 社内の第一線サポート
「実装期間終了後、シュナイダーエレクトリックシステムは、プラントのスループットの20%向上に十分に寄与してくれました。当社の今後のビジョンは、シュナイダーエレクトリックとのパートナーシップの下、プラントの最新化を続け、当社のミッションである「より多くの人々により多くの食料をより頻繁に」を実現することです
— RCL Foods、ポンゴーラ製糖工場製造執行役員、Alan Williamson氏
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