Dry Contact I/O SmartSlot Card (AP9613)にあるディップスイッチの設定と動作について説明しています。
Dry Contact I/O SmartSlot Card (AP9613)には、4ビットの設定スイッチ(ディップスイッチ)があり、
モードを切り替えられます。
表の通り、ディップスイッチを変更することで、Relay I/O Cardへの入力信号及び出力信号の動作を変えることができます。
設定4では、同梱のUSBケーブルにて接続し、Configuration UtilityよりAP9613の接点信号を個別に設定することができます。
(出荷時の設定について)
工場出荷時は スイッチは、"設定4" が選択されおり、初期値として "設定1" と同じ設定内容が反映されております。
この設定4はConfigration Utilityで個別に設定変更が可能なモードです。
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | |
入力端子 | デバイス動作 | |||
設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 | |
1 | UPSの電源をオンにする | |||
2 | UPSの電源をオフにする | UPSの電源を 安全にオフにする | ||
3 | UPSのセルフテストを開始する。 | |||
4 | セルフテスト, ランタイム較正以外で バッテリ運転時にUPSを シャットダウンさせる | UPSでバイパスが 利用できる場合は、 UPSをバイパス運転に 切り替える | セルフテスト, ランタイム較正以外で バッテリ運転時にUPSを シャットダウンさせる | |
出力端子 | 設定1 | 設定2 | 設定3 | 設定4 |
1 | UPSはバッテリ運転 (例: 電源障害, セルフテスト, ランタイム較正の間) | |||
2 | UPSのバッテリ残量低下 | |||
3 | 保護されている負荷機器がUPSから給電されていない、 またはUPSとリレーI/Oカードとの通信が失われている | |||
4 | UPSのバッテリ交換が必要 | UPSで電源オンの コマンドが出されている (入力1に同じ) | ||
5 | UPSが 過負荷状態になっている | ソフトウェア, フロントパネル, リアパネル での選択によってUPSが バイパス運転になっている | UPSで順次電源オフの コマンドが出されている (入力2に同じ) | |
6 | UPS障害 セルフテスト障害 | UPS障害 セルフテスト障害 過負荷 | UPS障害 セルフテスト障害 過負荷 バッテリ交換 |
・ 停電復帰直後はAP9613の入力信号が受け付けない場合があります。
詳細は Dry Contact I/O SmartSlot Card (AP9613) 停電から復帰直後の注意点 を参照してください。
・ "設定2"はバイパスモードを有するUPS、
Smart-UPS RTシリーズ, SRTシリーズ, VTシリーズ, Symmetraシリーズをご使用の場合のみ選択してください。
・ 設定1, 2のInput#2は入力信号を受けるとすぐに停止します。
・ 設定3のInput#2については、graceful shutdownののちに停止します。