APC RS400, RS550, RS1000, RS1200 の本体操作による感度、バッテリー運転切替値の設定方法の説明です。
【対象製品】
APC RSシリーズ
BR400S-JP, BR550S-JP, BR1000S-JP, BR1200S-JP
BR400G-JP, BR550G-JP, BR1000G-JP, BR1200G-JP (Gは販売、サポートを終了させていただきました)
UPSの入力電源品質に対する感度を調整し、バッテリー運転に切り替わる電圧を設定します。
感度を高くするほど、UPSのバッテリー電源に切り替わる頻度が高くなります。
【感度設定の必要性】
使用環境にて常時電圧が安定しない、頻繁にUPSがバッテリー運転をする、AVR機能が動作するなどの場合にはUPSの動作を軽減させる必要があります。
このような場合に感度を下げ、動作を安定させるための設定項目となります。
UPSがいわゆる停電の場合のみにおいてバッテリーによるバックアップ運転をする安定した電源環境下においては感度の変更は不要です。
必要に応じて、UPSに対して環境にあわせた設定を行ってください。
【設定方法】(本体操作)
本体操作での切替方法の説明です。
本体操作で設定する場合には感度とバッテリー運転切替値 (電圧閾値設定)が併せて変更されます。
1. UPSの入力プラグが商用電源に接続されているうえで、電源がオフになっている状態で実施ください。
2. 電源オフの状態から、電源スイッチボタンを約6秒押し続けます。
約6秒
(電源Offの状態から 電源スイッチボタンを長押し)
LCDパネルに負荷容量レベルバー (SENSITIVITY) が表示されることを確認ください。
この表示により、感度設定モードになっていることを示しています。
3. このモードの状態になったら、一旦指を離してください。
4. 電源スイッチボタンを押すたびにレベル表示が変わります (低→中→高 の順)。 設定したい感度の表示にしてください。(下図参照)
感度・バッテリー運転切替値:
低 (78〜126V) 中 (82〜120V) 高 (85〜120V)
5. 無操作がおよそ5秒続くと表示が消灯し、設定が反映されます。* バッテリー運転切替値の上限値、下限値を個別に設定したい場合にはPowerChute Personal Editionにて設定可能です。