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Dual port シリアルインターフェース拡張カードと富士通社製Smart-UPS C500Jを使用している環境下でマスターサーバ側に不適切なログが記録される

このページでは、Dual port シリアルインターフェース拡張カードと、富士通社製無停電電源装置Smart-UPS C500Jを使用している環境下でマスターサーバ側に不適切なログが記録される問題とその回避策について説明しています。

【対象製品・条件】
以下の3つの組み合わせで使用する環境

・PowerChute Business Edition v10.0 for Smart-UPS C500J〔B5142C12C〕もしくは
  PowerChute Business Edition v10.0〔B5140R57C〕
・Dual port シリアルインターフェース拡張カード〔PY-UPS02〕
・富士通社製無停電電源装置Smart-UPS C500J〔PY-UPAT502〕

【事象】
〔PY-UPS02〕のディップスイッチに設定されたタイマー時間(2分間)が経過した後に、マスターサーバ側のコマンド実行を含むシャットダウン処理が完了していなかった場合、マスターサーバ側のイベントログに以下のログが記録されることがあります。
・バッテリー低下
・バッテリー容量しきい値内
※1 上記のログはPCBE のサービスが停止するまで連続して記録されます。
※2 上記に対するコマンド実行等のイベントをマスターサーバ側で設定していた場合、複数回実行されます。

【回避方法】
〔PY-UPS02〕のタイマーモードに設定されている2分以内にマスターサーバ側のコマンド実行を含むシャットダウン処理を完了させる必要があります。つまりは、マスターサーバ側のOSシャットダウン開始(マスターサーバから発行されるUPSのターンオフ命令開始)されるまでの時間を2分以内にする必要があります。

補足:
ディップスイッチのタイマーモード時間(2分間)を越えてもマスターサーバ側のOSシャットダウン開始が始まらない場合、本事象が発生します。ただし、上記のイベント実行に何も設定していなかった場合は、影響範囲はログのメッセージ記録のみとなり、シャットダウン処理には問題はありません。

設定例については、裏面を参照してください。
【設定例】
本事象を回避するためのマスターサーバ、およびスレーブサーバの設定例を以下に説明します。
マスターサーバのシャットダウン設定例:

#1と#3の合計時間(秒)を2分(120秒)以下になるように設定してください。

 
#項目設定値(秒)
1停電時のシャットダウン開始UPSのバッテリー状態が次の時間経過後60
2OSとアプリケーションのシャットダウンOSがシャットダウンする時間180
3コマンドファイルを実行するのに必要な時間30
#1: UPSの電源障害が発生(オンバッテリー状態)してから、60秒後にシャットダウンを開始します。
#2: OSシャットダウンが完了するまでに必要な時間を設定します(180秒以内に完了する必要があります)。この値はUPSがターンオフするまでの時間と同じです。※設定値が短い場合は、先にUPSの電源がOFFになり、サーバ機がダーティシャットダウンとなる可能性があります。
#3: シャットダウンコマンドが完了するまでに必要な時間を設定します。※コマンドファイルの設定は任意です。

上記の設定では、#1と#3の合計時間が90秒となり、2分以内にOSのシャットダウンが開始されます。

スレーブサーバのシャットダウン設定例:

 
#項目設定設定値/値(秒)
1停電時のシャットダウン開始UPSがローバッテリーイベント信号を出力したとき有効
2OSとアプリケーションのシャットダウンコマンドファイルを実行するのに必要な時間60
#1: PY-UPS02からローバッテリー信号を受信し(バッテリー低下イベントの発生時)、シャットダウンを開始します。
#2: シャットダウンコマンドが完了するまでに必要な時間を設定します。※コマンドファイルの設定は任意です。
本事象を回避するためのマスターサーバ、およびスレーブサーバの設定例を以下に説明します。


公開日 2019年6月7日