PowerChute Business Edition v9.x以前の電源障害時のシャットダウンプロセスの設定箇所の説明です。
なお、PowerChute Business Edition v9.x以前のバージョンは動作検証などの製品サポートを終了しております。
サポートを希望される方は、最新バージョンのPowerChuteにお買い替えください。
【対象バージョン】
PowerChute Business Edition v9.x 以前 [サポート終了バージョン]
【電源障害時のシャットダウンプロセス】
万一の電源障害時には以下プロセスで機器をシャットダウンします。
図: 電源障害時のシャットダウンプロセス
【設定項目】
1. シャットダウンプロセスが開始されるまでの待機時間
電源障害が発生した際にコンピューターをシャットダウンさせるまでの経過時間を選択する画面です。
電源障害発生に対し、即時, 一定時間経過後, ランタイム上限(バッテリー容量限度まで) の三択です。
[デバイスのプロパティ] > [電源障害] を選択し、表示された "電源障害時のシャットダウン開始:" から
即時, 一定時間経過後, ランタイム上限のいずれかを選択してください。
図1: デバイスプロパティ 電源障害時のシャットダウン開始 設定画面
なお、上記で設定した時間が経過する前に電源障害から復旧した場合、シャットダウンは開始しません。
ただし、重大イベントが発生した場合にはその限りではありません。
詳しくは、ヘルプの [シャットダウンイベント(安全性を重視)], [シャットダウンイベント(ランタイムを重視)] を参照してください。
2. コマンドファイルが実行されるまでの待機時間
コンピューターのシャットダウンを開始し、OSのシャットダウンをおこなう前に特定のアプリケーションなどを停止する場合など、
用意したコマンドファイルの実行と時間の指定が可能です。コマンドファイルの指定が不要の場合には4.へ進んでください。
2-1. [デバイスのプロパティ] > [シャットダウンシーケンス] メニューから [シャットダウンシーケンスの設定] をクリックする。
図: シャットダウンシーケンス 設定画面
2-2. コマンドファイルを選択し "次へ" をクリックします。
なお、指定可能なコマンドファイルは1つとなります。複数のアプリケーションをOSシャットダウン前に実行させる場合、
例: default.cmd(C\Program Files\APC\PowerChute Business Edition\ agent\cmdfiles) を参考にコマンドファイルを作成し、アプリケーションの実行パスを記述して保存します。
図: コマンドファイルの設定画面
PowerChute Business Edition以外でイベントを設定していない場合には待機時間は通常不要です(0:00:00に設定ください)。
図: コマンドファイル実行の待機時間の設定画面
3. コマンドファイル実行時間
手順2-3で、実行から完了までに必要な時間を 下図の [期間] に設定してください。
図: コマンドファイル実行時間設定
4. OSシャットダウンが開始されるまでの待機時間
4-1. [表示] > [デバイスのプロパティ] > [シャットダウンシーケンス] メニューから [シャットダウンシーケンスの設定] をクリックする。
4-2. [次へ] をクリックする。
4-3. 手順2-3のプルダウンメニューで ”OS” を選択し、OSが実行されるまでの待機時間を▲▼で設定する。
なお、待機時間には、2.と3.の時間が自動的に入ります。
例えば、2.を1分、3.を2分と設定した場合、3分が最小時間として自動的に入ります。
このため、2. および 3. の時間経過後、即時にOSのシャットダウンを開始させたい場合は待機時間の設定は不要です。
5. OSシャットダウン時間
OSがシャットダウンを開始し、終了するまでに要する時間を設定します。
6. 復電からUPSが出力開始するまでのアクション
[デバイスのプロパティ] > [電源障害] にて表示される "電源回復時のUPS再起動" にて設定をおこないます。
図: UPS再起動
【参考】
・v7.0以前には [待機時間] の項目はありません。
・最新バージョンのPowerChute Business Edition 製品型番は こちら をご確認ください。
・ご購入については こちら をご確認ください。